L型にはやはり240クロスミッションです。

 

だんだん玉数が少なくなり貴重です。

メーカーサービスではすでに大半のパーツは製造廃止になっていますので、

あとはアフターメーカーに頼るかリペアとなります。

 

今回は入手できるベアリング類は新品にしてリペアしていきます。

これであと10万Kmは持つはずです。

左側は1速メインですが、シンクロ本体に破損部があり分解しました。

 

下側がドナーのポルシェシンクロユニット(中古)です。これを組みたてます。

 

右側は別のミッションの1速ギヤで、これはワーナーシンクロです。

これをポルシェにする方法を見つけましたので、製造廃止となっているポルシェシンクロもリペア可能なところが出てきます。

 

補足:逆にポルシェシンクロをワーナーシンクロにするという需要のほうが多いかもしれません。これももちろん可能です。ただワーナーシンクロの分解は難しいし個体差がありますので、ワーナーのドナーが2~3台必要かもしれません。でもワーナーのドナーはいっぱいありますね。

 

 

1-4速のシンクロをすべて分解してチェックです。

 

 

分解したポルシェシンクロリングです。銅系統の特殊な金属のようです。

各ポジションの摩耗状態 画像右から1速はかなり摩耗 2速少し摩耗 3速少し摩耗 4速ほとんどOK

これを新品にしますと1個で現在5800円と高価です。

30年前の新品が入手できること自体が驚きですが。

 

今回は資源の有効利用で

1速と4速を入れ替えて、さらに全速シンクロリングの裏と表を反転します。

 

 

リペア用の標準部品類です。ベアリングとシールはすべて新品です。

右側はカウンターの先端のベアリングでシールドタイプに交換します。ノーマルはオープン 

 

 

ギヤ類についてはほぼ組み付け完了です。

シフトフォークをスプリングピンを打ち込んで固定しますが、右側の様なジグを作りました。

ここは片持ちになっているところを打ち込むので、バーやアダプターの変形が怖く

いつもひやひやしながら作業していました。

このジグを使えば問題ありません。

グスグスではなくスコスコと入ってい行きます。

 

ほぼ完成です

 

 

シフトの集合部です。

H型パターンが見てとれますね。

良く見るとそれぞれの駒の角に微妙な面取りがありますね。

 

 

この個体についてはこの状態で、出番がくるまでしばらくお休みします。