フェアレディーのブレーキチェック


赤いs31zのブレーキはフロントはMK63で、パッドはレース用に変更しておりましたが、新品で取り付けて4回もサーキットを走ったでしょうか?それでこの減りです。あと2mmくらいでノーブレーキになるところでした。逆算すると1サーキットで2mmくらい減っていることになります。

 

余談ですがベンチレーティッドのフィンが写っていますが、非常に手の込んだ造りになっています。

取り外してみましたが、こんなんです。(汗)


さっそくパッドの選択に入りましたが、何時ものオークションでもいっぱい出ていますし値段もピンからキリです。性能もよくわかりません。で、今回は重要な部位でも有るので思い切って亀有の推奨品を購入しました。値段は中程度というところです。

 

交換方法についてはなんら難しいところはありません。ただ、このパッドは目いっぱい厚くなっておりピストンを一番後ろに戻してやっと入るくらいですので、裏の当て板シムははいりませんでした。キットの中にはこの当て板はついていないので最初からその設定なのかもしれません。

 

熱伝導の関係でシムを最初から付けない場合があるようです。

 

余談ですが、ブレーキキャリパーはハブ部分とローター部分が別体となっていて、ハブ部分はアルミニウムで軽量化されています。ちょっと自慢です。

 

 

 

 

 


そして後ろ側のドラムブレーキをチェックですが、このとおりです。(汗)

 

ブレーキ液が漏れてブレーキシューに付着して焼けてどろどろになっています。

 

最後にチェックしたのは6年前だったとおもいます。


これがオペレートシリンダーですが、ブレーキ液漏れの典型例のようになっています。

シューの取り外しは画像左右に2箇所あるスプリングのストッパーの蓋を押し回しすることで外した後、シュー両側を手前に引っ張るようにするとクシャンという感じでばらばらになります。

 

組み付け時はこの逆でテンションスプリングを架けた状態で手前から開くように後ろへ押し付けていくとパチンという感じで入ります。

 

尚、ホイールシリンダーの上に横に走る棒状のものは、ブレーキクリアランス自動調整装置で、後期型からの装備ですが、シューを代える場合は一番縮んだ状態に調整ネジを締め込んでおきます。

ホイールシリンダーですがギャーという感じです。

 

ちなみにこのホイールシリンダーは正規部番では製造廃止になっています。

ブレーキカップゴムは出ました。

ゴムブーツも出ましたが、現品とは異なる薄いゴムのもので使うのはやめました。取り付けはできそうですが・・・。


ホイールシリンダーを分解しました。

なんじゃー こりゃー 。

 

ブレーキ液の中のどこにこんな成分があるのでしょうか?


うーん・・・・。なぜなんだー・・・。

 

私の命は ひこうき雲の上ではなく どろ雲の上に浮かんでいたようです。

リヤブレーキシューも亀有のレース用に変更します。バックプレートとの当たり面にはブレーキラバーを塗っておきます。

 

ここで教訓ですが、ブレーキは2年に一回は分解チェックしましょう。

フロントパッドはサーキット4回でチェックしましょう。

 

MK63も取り付けてから一度も分解していませんのでチェック必要かも。