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S30Zの時計は電気時計 その3

2019年10月30日

 

今日は久々に時計屋さん

S30Zの時計修理が重なってきたのでここで一気にやってしまいます。エンジンやミッションと時計はやはりジャンルが異なるのであっちやったりこっちやったりはなるべくはしたくない感じですし、感を取り戻すまで時間がかかります。

画像は前期タイプの2針時計で一番シンプルな時計です。これは内部がモーターと減速歯車系でできているだけで余分なものは一切ついていないので修理しやすいところもありますがその分ダメな時は全くその原因が分からない場合があり、その時は専用ルーペでずっと観察しながら時計機構そのものの原理まで思いを馳せます。(表現が少し違うかな)

ほとんどすべてバラバラにしました。

この中でもこの部分がこのようになっていて歯車の歯に真っ黒なオイルが固まっていますが、このようになるのは結構多い状態でこうなると歯車に回転抵抗が出来て回ることができなくなります。これをきれいにすれば修理完了(ほかの部品や軸受けも清掃してから注油しますが)と思ったのですが、それが今回はそれでも直りませんでした。苦戦です。

このようにしておいて動かない原因を探し出します。ジーと見ながら各部を観察していると動かない原因がいつかは閃いてきます。

 

今回はなかなか原因が分からなかったのですが、やっと上の画像の部品のほんの僅かの異常摩耗に原因があることが分かり、そこを少しづつ手作業で仕上げ直して修理完了となりました。

完成画像取り忘れました。


2019年10月30日

今日は時計屋さん その2

 

この時計はS30Z用3針ストップウォッチ付き時計で非常にメカが凝っています。これは前期タイプでケースの形状が後期とは異なりますが、今では非常に貴重なものとなりました。

 内部は電気モーターが入っておりそのモーターを後ろに移っているオシレーターで回転制御しています。オシレーターの中には音叉が入っておりその振動を電気周期に変換していますので、オシレーターをつなぐとかなり大きなブーンという音がします。しないのは故障ですが、今回も2個送ってくれたうちの1個は故障でした。

 

ケースから取り出して観察しますと、全体的に黒っぽいすすのようなものが付着しています。中央の歯車もかなり黒い粉状のものが付着しています。

 まずはこれらの掃除から始めます。

 

ケース内部にも黒い粉状のものが散らばっています。

これらの黒いごみの出どころは大抵このギヤからなのです。見た感じでもかなり摩耗している感じで、この時計が動かなくなるおおきな原因です。

 

私はこのギヤをある程度製作して在庫していますので交換しますが、在庫もあと残りわずかとなりました。

今回の場合、これで時計は治ったのですが、時間遅れ進み調整で1時間に7分も遅れるという現象が出てしまいました。後ろに見えるオシレーターが原因であることは、手持ちの完全動作品のオシレーターと交換してみて時計自体は正確に動いていることを確認して分かりましたので、本オシレーターがだめなことが確定して本オシレーターにある時間調整ネジをめいっぱい動かしても状態は変わらず、オシレーターは動くものの機能がNGで内部の部品がだめになっているようです。

 

オシレーター内部はこのように電子部品がぎっしりと入っています。手前側に黄色く左右2か所見える部品が音叉となります。