ハンドメイドシフトノブ  マニュアルミッション用 旧車

 今やシフトノブはマニュアルミッションの象徴となりました。特に旧車はそのシフトノブが痛んできている場合がおおいですが、そのマニュアルミッション用シフトノブを自由なサイズで自分だけのノブをオーダーすることができます。

・代表的なS30Z ハコスカ サニー などのシフトノブは製作在庫がございます。

・上部バッジは 5速 ローバック5速 4速 6速 など自由に製作できます。

・上部バッジはねじ止めなので自由に回転方向の調整や、交換ができます。

・シフトレバーネジは日産・トヨタ・ホンダ・三菱・他自由にご指定可能

・貴重な当時モノそのままでの修理も可能です。

 

以下のリンクから参考例をご覧ください。オーダーはオーダーフォームから。

 

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シフトノブの修理  2012年12月8日

2012年12月8日

これを頼まれました。

シフトノブの内部のプラスチック部がずるむけて回転してしまいます。抜きたいのですが内部の方が径が大きくて抜けません。所有者さんはこのノブに愛着があるようで、壊したくないようです。前にどこかのショップに頼んだら3カ月経ても治らなかったとのことです。

 私も最初は握りの下部の光っている部分を削り取って抜こうかと相談したのですが、ここは壊したくないとの事です。つまり、このノブそのものに愛着があるわけで、なんとなく気持ちは分かります。これ自体は量産品ですが、持ち主にとっては、一つの個となってしまっています。

 

 何度か試したのですが、やっぱり抜けません。諦めて、いつもの様に少し寝かせます。こういうときは、思考がすでに固定概念で縛られていますから、視野が狭くなっていますので、しばらくほおっておくのが私のスタイルです。

 

 

そしてこちらの支点ですが、本来ならプラスチックのフランジ付きカラーが付いているはずですが、跡形もなく粉砕されており、残骸だけがぼろぼろに劣化した状態で残っているだけです。L型ミッションのこの部分はアキレス腱のようで、たいていの個体は多かれ少なかれこうなっています。

 私はこの部分を金属に置き換えておりここで その様子が見れます。

3日後、ふと思い立ちこれをまた引っ張り出してきて、ノブの取り外しに挑戦です。今まではこれを抜こうとして引っ張り続けたのですが、正解は押し込む事でした。スペシャルツールを作って何とか取り外しました。シャフトの支点の方も分解して綺麗にします。

 

これでやっと修理に取り掛かれる状態になりました。

ここからこれをどう直すか考えなければなりません。ノブにはすでに締めつけネジはずるむけて無くなっています。この中にネジを絶対に緩まず、抜けない、回転しない方法でリメイクする必要があります。もう完全に新規に作るよりも手間がかかることは明白ですが、考えます。

そこで、中央に有るネジ部品をアルミA2017で製作しました。

 

ノブは入り口が狭く奥が大きいタコつぼ状になっていますので、ただストレートのシャフトを差し込んでも、先端側が内部で動いてしまい、ノブがグニャグニャする原因になります。

そこで、画像では分かりにくいですがシャフトの先端に工夫をして先端が動かないように固定出来るようにしました。

完成です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新規にシフトノブのオーダーメイドすることができます。

詳細はオークション・販売のページ 参照

 

材質は貴重な黒檀 サイズは自由です

上部に Z の掘りこみ文字が付きます。


 

 

 

2013年2月13日  GTRのノブ

ハコスカGTRのノブらしいです

 

細長くてきれいなラインです

 

下側のクロームの部分も面積が大きくバランスが取れてますね

問題はこの部分なんですが、バッジが劣化しています。

 

これを外して他の物と付け変えたいのですが、

どうやって取るかですね・・・・

 

いろいろ考えて何とかはずしましたが、現在付いているオリジナルのバッジは真っ二つに割れてしまいました。接着剤が硬化しているのでうまく取れません。今回は、スペアのバッジに交換が前提でしたので結果オーライですが、バッジ壊さずに取るのは難しそうです。

 

 

 

 

2013年3月4日

 

S30Zのシフトノブですがレバーに固定するところのネジが磨耗してぐるぐる回ってしまうと言うことで修理を頼まれました。このノブは以前はオークションなどでいくつも出ていたのですが、このところオリジナルはさっぱり出てこなくなりましたね。またデザインタイプがいくつかあるようです。

 

画像は周囲に傷が付かないようにカバーを貼り付けてから、内部のゴムをくりぬいているところです。

このゴムがあると内部へ別ピースのネジを差し込めないのです。

 

その奥にプラスチックのネジの残骸があるのですが、この部分はあとからつくる新設ネジが収まるようにその径にあわせてドリルで揉みこんで穴径を拡大します。ドリリング時どうやってノブを固定するかって?

内緒です。

そしてこれを作りました。

A2017ジェラルミンを削りだして先ほどのゴムを取り外したところのプラスチック地肌の内径にぴったりの寸法で仕上げます。そしてそこにローレットを切って接着強度を上げていきます。これで、空回りしにくくなるはずです。

 

また、ノブを閉めこんだときにシフトパターンが正立するようにシフトレバーに目いっぱい閉めこんだ位置で方向を目印付けておき、あとでノブを接着するときの目安にします。

ノブに新作したネジを2液性の接着剤をつけて押し込んで固定します。

念のためシフトパターンが正立しない場合を考えてワッシャーを作りました。

これ1枚で45度ほどパターンをずらすことができます。

これで完成です。

 

 

 


2014年4月28日

シフトノブの製作

 

久々にシフトノブの製作にかかります。

今回まとめて2種類作ります。

 

先ず右上の高級木材黒檀から、中央部のノブの握り部分を削り出します。

 

今現在この材料は良質なものは入手困難で、さらに丸材は少ないのでこの様な角材から切り出します。私の在庫ももう残りわずかとなりました。

 

次にアルミの高強度合金ジェラルミンA2017の丸棒素材から画像の様な2つのパーツを削り出します。


左側のパーツには依頼主が使ってほしいとオーダーしたダッツンバッジを取りつけます。

仮に取りつけるとこの様になります。


木製ノブとシフトレバーにねじ込む部分の金属パーツをアッシーします。

ここは圧入していますが、念のため接着剤も使用し、さらに横からφ2のノックピンを打ち込みます。

これで先ず回ってしまったり抜けてしまうことは有りません。

上側のダッツンマーク部分のパーツも仮組みしたところです。

上のパーツは下のパーツに対してねじ込み式になっていますので自由に取り外すことが出来ます。

 

実際はダッツンマークは傾いてしまわないようシフトレバーに柄部分を固定してから回転方向を揃えて固定します。

完成です。シフトレバーへの取り付けも問題ありません。


私もこの方法で作ったシフトレバーを1年以上使っていますが、締めこみが金属同士のリジットになったことによる手への振動がひどくなるなどの現象は感じませんでした。シフトももちろんしやすくなりますし、サイズも好みに合わせて変えて作ることができます。また、この柄の部分の木材は使いこむほどに艶が出てきて味が出てくる楽しみもあります。

 

欲しいという方はメールでご連絡くだされば製作可能です。

 

 

 

 

 

 



2014年5月20日

 

そしてもう一つこのシンプルなシフトノブを作りました。サイズはハコスカGTRと同じ直径35mm

長さ70mmです。

 

木質部の材質は黒檀での中でも真クロと呼ばれる深い黒色の中に良く見ると木目が見える出来となっています。上部には余分なロゴは無く、シンプル質実剛健、下部には地味はでなアルミのシルバー、プラスチックメッキののめっとした光方とは異なり、深いシルバーの冴えが出ています。


回転防止と抜け止めを兼ねてノックピンが打ってあります。木柄部分はアルミ軸に対しては打ち込みなのでそのままでも緩まないとは思いますが念の為です。

 

有る程度磨いていますが使いこむうちにさらに艶が出てきます。

 

金属やプラスチックと違い強く握るとなんとなく弾力を感じます。ゴムをすごく硬くしたような弾力です。

 

 

このシフトノブ現品はすでに売れてしまっていますが、同等品を作ることは可能ですので、ご連絡いただければお造りできます。価格はオークションのページです。


2014.6.15

オーダーメイドご依頼が有りましたのでこのタイプを追加製作しました。


 

 

 

2014年6月24日

このタイプをさらに作りました。オーダーメイドでシフトレバーにねじ込むところの逃がし穴を23mm深くして欲しいとの要望です。こうするとシフトノブが低く沈み込んだ感じになり見たところがかっこいいし、さらにシフトレバーを23mm短くしたのと同じ効果があるのでシフトショート化可能なシフトノブということになりますね。さらに深くして30mmmくらいまでは短くできそうです。


2014年8月6日

高比重シフトノブ製作

 

これをオーダーしていただきまして作りました。

かなり苦戦しました。

 

 

見たとこ普通のGTRタイプですが、中身は異なります。

 

 

形状的にはハコスカGTRタイプを少し大ぶりにしたような形状です。

座繰りを純正よりずっと深くして25mmまで彫り込みましたので

シフトレバーに付けるとレバーをショート化したのと同じ効果があります。

重量は画像の様に158g

 

GTR用純正品は120gくらいですからそれと比較して130%も高比重です。

 

通常のハコスカ用は取り付け部がプラスチックで68gです。

 

こんな高比重のシフトノブはなかなか無いと思います。

左がノーマル品で 右が今回作った高比重品です。

 

これにすることでシフト時の移動慣性力が増すので、シフトが気持ちよく出来るようになるようです。

製造過程を少しご紹介です。

 

画像の3種類の部品をそれぞれの素材から切り出します。

 

左の木材はもうすでに絶滅危惧種の縞黒檀の手持ち在庫から切り出しました。

 

中央のゴールド金属は銅合金で極めて比重の高い金属塊です。

そして右側2部品は接合後、仕上げ加工していきます。

 

右側2部品はどのように接合したと思いますか。

 

接着剤なんて野暮なもんは使いません。

 

でもがっちりとくっついているはずです。

 

 

実はこの接合に思いのほか苦戦して2回やり直しました。

 

 

アルミ材もその性質を判って使わないと痛い目に会いました。

 

このようなタイプもどの形状でも製作できますので御入用の方、オーダーしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 


2014年7月5日

オーダーメイドのご要望があり、これを造りました。

ワークスタイプのシフトノブです。

 

私はこれについて余り知識が有りませんでしたが、台座部分の厚みが少なくてすごくシンプルですが逆に上品な感じになっています。

 

サイズ的にはかなり小ぶりで、英国車に合いそうなデザインですね。


やっぱりシンプルできれいです。

 

実際は台座下部にはロックナットが付くらしいです。


 

 

 

2014年7月18日

ご要望があってこれを追加製作しました。

デザインはワークスタイプと同じですが、

取り付け穴をM10p1.25としています。

M10だと71Cのリヤエクステンション使っている場合でも取り付け可能ですね。


 

 

 

 

SP・SR311のシフトノブを意識して作ったものです。

オリジナルの形状に近く、三角形状の特徴的な握りとしています。

 

オリジナルは握り部の材質は樹脂だと思うのですが、

これは高級硬木の縞黒檀をつか言っていますが、

材木の中でもっとも硬いといわれているものです。

 

 

取り付け部はアルミジェラルミン A2017で航空機の構造材に良く使用されるものです。

 

強度は十分にありネジ切りが直接可能でです。(A6056などの柔らかいアルミはヘリサートが必要です)

 

ネジはM8ピッチ1,25と通常の日産旧車サイズ 

今回は木目がはっきりと奇麗に出ました。

自然木ですので、作るたびに様子が違ってきます。


 

 

 

 

 

さらにもうひとつ

このシフトノブはZ純正と同等のサイズです。

上部には金属に七宝焼き付けでDATSUNマークの飾りマーク

これもプラスチックでは出せない質感が画像からも見れると思います。

 

2014年6月1日現在 これは販売済みです。

 

しばらくしたらまたリピート製作いたします。

すぐに御入用の方はメールいただければメイドします。

ちなみにこちらが比較用画像で純正ノーマルs30zのシフトレバー ウッドタイプです

こちらは比較用画像で、純正のレザータイプ

 

 

 


S30Zタイプ七宝バッジ付

2014年8月12日 

このS30Z タイプ 七宝エンブレム付 をもう一つ作りました。

七宝埋め込みのジェラルミンリングのサイズを微妙に変更してさらに表面に変化を付けて光り方を変えていきます。

 


 

 

 

2014年8月21日

さらにオーダーがあり、このDATSUNマーク付きを製作しました。

上部のマークはまたすこしシルバー部分が大きくなりデザインを変更しています。

毎回デザイン的に試行錯誤するので、同じものとはなりません。

  

 

以下のリンクから参考例をご覧ください。オーダーはオーダーフォームから。

 

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