2014年4月2日

BMWですがまた車検が近づいてきました。

前回は初めてのユーザ車検にチャレンジしてスピードメーター検定でひっかかり6回目にしてやっとパスしたという苦いというか、今思えばなつかしい思い出です。

 

そのころはまだホームページが出来ていなかったので、その記録が有りませんでしたので今回の車検に備えて少し思い出してみます。

 

 基本的にはブレーキの効き具合とか、タイヤとかをチェックしてキャブの同調を取ったぐらいで、試験場に向かいました。ヘッドライトについては手つかずでそのまま勝負ですが、光軸調整が出来るようにヘッドライトカバーは外して行きます。でも左右はどっちみち調整できないです。

 で、先ず車検ラインの入り口で検査員の目視チェックを受けますが、指摘されたことは車体番号がどこにあるのかということ。国産車はステアリングヘッドに刻印が有りますがBMWにはもともと有りません。エンジンの横に刻印が有りそれが車検証に記載されていますが、車体には無いのです。で、私はどこなんでしょと首を傾けていると、年配の検査員が出てきて代用刻印だとかなんとか言って通り過ぎて行きパスとなりました。次に指摘されたことはタンデムシートベルトが無いこと。私のBMWは純正シングルシートに交換して有りシートベルトは有りません。言われて気がつきましたが、タンデムシートも持っているので交換してくれば良かったのですがもう引き返せません。そのままシングルシートのBMWマークを指さして純正でいままで車検通ってきたと小さな声でぶつぶつ言っていたら、検査員の方もシートのいろんなところに手をかけて掴まれそうなところを探して無言で○付けました。やれやれ、何にも知らないでユーザー車検受けているので怖いもんなしです。

 次に検査ラインに入り順番は忘れましたがブレーキや光軸のテストですが、これは機械が相手ですので慣れが必要で分かりにくいです。ブレーキは一発でOK。光度もOK。でも光軸NGです。でもそのまま次に進みます。再検査というのが有るからです。

 そして問題のスピードメーター校正ですが、先ず自分はBMWのスピード検出が前輪か後輪かを知りませんでした。検査機械でそれを選択するのですがそれが分かりません。国産車はスピードメーターケーブルがたいていメーターから前輪の車軸あたりにつながっていますから一目瞭然ですが、BMWにはそのようなものが見当たりません。結論的には後輪で検出しているので後輪を機械に載せますが、先ずここからつまずきでした。そして検査でもメーターが早すぎNGです。この検査は1度に3回までやり直せます。

 このテストはタイヤセットしてタイヤを空転させてスピードメーターが40Kmを指したところでボタンを押すのですが、ボタンを押すタイミングが難しくタイムラグがあるようで、それが悪かったんだろうともう一度慎重にやりますが、2回目もNGです。3回目は検査員が出てきて一緒にやってくれますが、やはりだめです。

 ここでラインからでて再検査に備えます。通常の人たちはこの後予備検査業者のところへ持ち込んで調整に入ります。そこには車検ラインとまったく同じ機械があって、そこでOKになるまで調整するのですがこれは有料で、結構な費用がかかります。私はそんなお金かけたくないので、ラインからでたらそのまま1周回って再度検査ラインの頭に入ります。それでいいんかいって?いいんです。前回車検から1000Kmしか走っていないのにNGになるわけが無いという根拠のない自信で突き進みます。

 そして2回目(1日に受けれる再検査は2回までです)NGか所の光軸はすれすれで何とか合格、機械へのセットの仕方で多少誤差が有るようです。で問題のスピードメーターですが、これを調整しろといっても機械式スピードメーターではボリュームの様なものが有るわけもなく調整のしようが無いし、メーターを交換してもOKになる保障はありません。 で、困っていると天の助けでなんとたまたま私とまったく同じBMWが後ろの方で検査待機しているではありませんか。その方にヘルプすると、天の声が聞こえてきました。神様はスピードメーターが調整出来ないなら人間を調整しろと言っているようで、すがるような気持ちで最終手段に出ることにしました。そして調整し1回目まだ高め、2回目まだ高め、最後の3回目祈るような気持ちでスイッチオン、なんと合格。

 普通はこんなことしなくても楽々合格すると思います。BMWが後輪検出でしかもドライブシャフトがついていることも影響している気がします。マネする人はいないと思いますが、記憶にある数字は35でした。

 以上!

BMWのオイルフィルター交換

本題のフィルター交換ですが、もう長らくというかこのバイクを購入して以来一度のオイルフィルターを交換したことは有りません。このBMWのフィルターの整備性は評判が悪く、見ただけで手が出ない状況です。BMWの設計思想で必要最小限ギリギリを追求する為、余裕というものが有りません。

 

 画像のオイルクーラーサーモケース(取り外さなくても出来るかも)、フィルターケースフタの順で取り外して行きますが、ここまではいろいろ工夫しなければ有りませんが確実に外せる設計になっています。

中央上部に見えている丸いものがオイルフィルターですが、奥行きが15cmほどあり引き出してくると手前側の排気管に干渉してしまいます。(画像ではすでに取り外しています)


これは排気管を外そうとしているところで、円筒形のギザギザがついた大きなロックナットを特殊工具(私はアストロで売っているクラッチホールディングツールを流用していますが、純正専用品もあります)で回して外します。


そしてこんな風に排気管、マフラーを外しますが、エンジン前側で排気管は連接パイプでつながっていますので左右両気筒共に外さねばなりません。

外したマフラー達です。すべてステインレスで出来いているようです。

 

それでやっとフィルターを取りだせるのですが、それでも手前側のエンジンフレームに干渉するので、途中で2分割になっていて折りたたむことで取り出せるようになっています。びっくり。


取り外した内部の様子ですが、ここにパッキンが有るタイプがあるらしくそれを2重にセットするという間違いが起こるらしくチェックしましたが、私のにはパッキンは無いタイプの様です。

 

取り外した部品たちです。確かにパッキンが多いですね。

中央部にある黒いのと白っぽいのに加えて金属製の薄いワッカが有りますが、働きは良く分かりません。

 

 

オイルフィルターは真っ黒になっていますので交換して正解です。


オイルクーラーへつながるパイプを止めているバンジョーボルトの様なものですが、ヘドロの様なオイルが溜まっていました。ここはオイルの流動が少ないところで有ったようです。綺麗に清掃して組みつけます。

 

エンジンオイルはBPのクラシック20W-60というすごく硬いオイルですが、旧車にはいいようです。

注入量ですが2.5Lでアッパーレベルを少しこえてしまい、思ったより少ない量でした。

 

この後復元して、前後ブレーキオイルの交換も実施しました。

 

タイヤが減り気味ですが車検は通りそうなのでこのまま行きますが、近じか交換が必要となりそうです。

 

 

このあと、ユーザー車検となりますがまた つづく

 

 

 

 

 

2014年4月9日

BMWのユーザー車検

 

朝9時30分にいよいよ車検を受ける為静岡陸運支局に来ました。先ずは書類提出ですが私はあらかじめ書類は記入してきましたので後は重量税5000円と印紙代1300円+400円を払い台紙に張り付けて一緒に提出します。書類記入は難しくは無いです。書類の手続きで15分くらいでした。

 

 

次に検査ラインに並びます。この建物の手前で検査員の方が外観検査をします。
今回は前回指摘されたタンデムシートベルトを自分のベルトで付けています。といってもシート開いてバックルで止めただけですが。ウインカーやヘッドライト・ストップランプなどチェックが有りますが、もちろん事前に見て行くわけですからNGの訳が無いと思ったら、リヤのポジションランプがどうやら暗かったようです。本音、そんなものすっかり忘れてましたが、一応点灯しているのでOKでした。


そしていよいよ機械で車体機能の検査になりますが、ユーザー車検の場合申し出れば検査員が付いてくれてやることを全部教えてくれます。そうでない場合は電光掲示板に大きな文字でやることを表示してくれるのでそれを見ていれば出来ます。

1.ブレーキテスト 前 後ろの順番でやりますが一発OK

2.スピードメーターチェック 検出タイヤをセットして前回のとおり35~37くらいでSW/ON

  1回目NG 35でした 2回目 37 OK・・・にんまり

3.光軸検査 今回これが一番心配でした。でも、ハンドルに体重掛け気味にして 一発OK

 

 

 

 

これで合格です。トータル 30分ほどで終わりました。

費用としては自賠責13700円+重量税5000円+印紙代1700円で20400円でした。

これでまた2年間乗れます。

 

 

 

 

 

 


せっかく車検取れたので回り道して桜吹雪のワインディングを楽しみます。

 

さて車検も取ったし桜も見たしですがヘタすると次の車検まで車庫から出すことは無いかも・・・・。