S30Zのオーバーヒート

エンジンはL24でキャブはソレックス44貴重!ミッションは71Cデフは3.9 ワタナベの超深リムにSタイヤ引っ張り オーバーフェンダーなど240ZGの めざす姿をしています。

 エンジンはボアアップ、面研圧縮アップ、ハイカムのセミチューンで調子は悪くなく高回転も良く回るが、3000RPM以上で走るとオーバーヒートしてきてしまいには100度を超えるとのこと。

 

今までやってきた対策

・サーモスタットを外した

・ウォーターポンプを鋳物タイプからプレス羽タイプに交換

・ラジエターをアルミ3層大容量に交換

・電動ファン2機がけにした

これでもヒートは治らず

・エンジン自体の問題かと思い、シリンダーボアアップを兼ねてシリンダーライナーチェック

これでも治らず、早10年が経ったとの事です。

エンジン高回転時にヒートすることからエンジンの発熱量が異常に大きいのではというのがオーナーの感想で、あと残るはシリンダーヘッドだけなのではという意見です。


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症状は同じで対策はサーモは外していません。4500から一気に水温だけ上昇、水温95なのに油温が58になります、3500までは水温、油温共に70位です。

突然のメールで失礼とは思います、
すいませんでした。


このS30のオーバーヒート現象はすごく奇妙ですね。

オーバーヒート時油温が下がることがあるんですね。

原因は現在の仕様や状態がわからないので推測しかできませんが、

おそらく、オイルクーラーが付いているという前提でオイルクーラーがラジエターへの

冷却風を邪魔している状態でないですか?これはオイルクーラーを一時的に

外して確認すれば判ると思います。

この場合の対策はオイルクーラー位置変更、サーモスタット付のアダプターにするなどです。

普段の油温が70度は冷えすぎでエンジンに良くないです。せめて80度くらいに

 

また、ラジエターについてはサーモスタットのところの温度と

ウオーターポンプ入口のところの温度を比較してみてください。

具体的にはラジエターロアホースに水温計アダプターを割りこませて

測定します。どちらも100度近辺をさす場合はラジエターの不良です。

サーモスタット部のみ100度なら、先ずウォーターポンプをチェックしてみては

いかがでしょうか?

 

これ以上は直接見てみないとわからないです。

 


S30Zの振動・音

ドライブシャフトの後退角と振動の関係


遠藤克彦さんより(金曜日, 09 1月 2015 23:45)

初期S30のドライブシャフト後退角にまつわる話、僕らが知りえた今までの情報、(開発者のお話、開発者から見せてもらった資料、自分たちの経験談)を総合すると、結局は一台一台の車の状態によるところが大きい、となると思います。
昭和44年10月2日から12月末日と書かれた北米走行テスト報告書には、ステアリングのシミー、カーシェイクが最も大きな問題となったが、対策部品を組み込むこんだ対策車を12月20日に現地に空輸し、タイヤバランスとの微妙な関係があるが一応合格の域に達した、とあります。

日本はデリバリーが早かったので対策部品を付けないで出回った車が数百台あると思います。
アメリカ向けはごくわずかな車だけが宣伝やテストの名目で1969年12月までにデリバリーされているのでそれらは未対策、しかし10台もないと思います。
1969年中にアメリカ向けは約500台作ってしまっていましたが、船積みは年明け、つまり12月のテスト結果を受けてから対策部品を組み込んで横浜を出ました。

対策部品といっても、抜本的なものではありません、デフのインシュレーター、デフマウントメンバー、ステアリングのマウントブッシュ、などです。
また、アメリカでは1971年3月にはデフに重りのようなものを取り付けて、振動を吸収しようとする「ダイナミック・ダンパー」なるものがメーカーより設定されました。その取り付けの際の注意点がとても示唆に富んでいて僕らの疑問のヒントになると思いますので以下に紹介します、
1、タイヤバランスが正しいこと
2、ホイールラグナットの締め付けトルクは55-65ft.lbs
3、トーインが適切であること
4、社外のホイールを装着している場合、そのオフセットやリム幅が適正サイズを超えていることが多い。アライメントが正しくとられていないことや、重量が加算されていることが振動の原因を呼び起こすことに留意すべき
5、プロペラシャフト及びドライブシャフトのアライメント、ボルトの締め付けトルクを点検すること
6、全てのサスペンション構成部品のアライメントと締め付けトルクを点検すること
7、トランスミッションとデフのマウントがしっかり取り付けられているか点検すること

当たり前のことといえばそれまでですが、
つまりこれが意味するのは、後退角があるというだけで「カーシェイク」を起こすわけではない、と思います。
後退角の設計は、振動を起こす一つの大きなきっかけであるのは確かですが、(その為にわずかではありますが対策部品が考案された)それよりも車全体のきちんとした取り付け、基本的な調整が出来ていないと後退角が無い1971年9月以降の車でも振動がでると思います。
アメリカで露見した振動、これに対策部品をあてがう努力と並行して、サスペンション、駆動系統、その他アライメントや各部品の取り付けを再度見直したはずです、工場から出てきた車がいきなり完璧だったら良かったのでしょうけど、昭和44年のしかも、生産開始した直後の工場試作車であれば、まだまだ最終調整が必要だったのは容易に想像できます。

テストの結果、対策部品をあてがうだけでなく、組み立ての際にもより精度を上げる為のフィードバックが工場で働く人々にもあったはずです。

アメリカだけで46000台もの初期型後退角の240Zが出回ったのですが、多くがひどい振動に悩まされたわけではありません。振動がひどくて買い換えた人、いたとしてもごくわずかなはずです。初年度から大人気の240Z、今や初期型が最も貴重とされ人気があり、振動のことなど話題になることはほとんどありません。

僕の240Zも初期型ですが、いわゆる100km/h付近の背中に感じる振動は初めからありません。レストアにて各部をしっかり作ってもらったからです。対策部品のおかげもあるでしょう。

初期型Z432に関しては、自分でも苦労しながら、いろんな人に教わりながら、e-zaさんにももちろん、一つ一つ解決してきました。やはり、デフとミッションのマウント、アライメント、ドライブシャフトがおかしなことになっていた時は振動らしきものがありました。そしてもう一つ、
点火系統も重要であることを付け加えたいと思います。イグナイターのわずかな不調が、駆動に変化をもたらしデフ周りの振動にも関係することを体験しました。エンジン全体の調子、ここも、大事なポイントですね。ミッションからの異音、ギアの一生懸命回転している部分はダッシュボードの奥、ヒーターユニットの下あたりです。結構耳から遠いので、実は異音は耳に一番近いデフ周りだった、というのが多いかもしれません。また、自慢の純正デユアルマフラーがフロアにギリギリで高速、高回転の振動でビリビリ音の原因だったこともありました。 



パワーウィンドウ(フォレスター)の修理

でも、完全に悪い子はあきらめません。両方のモーターを分解します。

 

左半分は錆びていないきれいまっさらです。

 

もうお分かりでしょうが、この中のいいとこ取りをしてまとめます。

 

オークション製の助手席側のパワーウインドウモーターユニットは6000円でしたが、使うのはその中の画像の中央部の5部品だけです。


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フェアレディーs30zの時計故障

そしてよーく見ないと見落としますがこのモーターの駆動ギヤがこのように亀裂が入っている場合が多いです。

この状態でも動いているケースも有りますが、亀裂が入るとギヤの変形が起こるので、たいてい時間がすごく遅れ変動するというような症状になります。一日に数十分も遅れるという場合はたいていこれです。これは修理可能です。


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8トラデッキの操作方法おさらい S30Z

 

 もう40年も前のオーディオですので操作方法もわからなくなってきますのでおさらいです。

ラジオを聴く手順

1)メインキーでACC電源位置以上に右に回す。ACC位置で聞くことも可能です。

 

2)#1のデッキスイッチを押すと電源がON、もう一度押すとOFF。ONのときは#7のインジケーターランプが点灯します。#1はボリュームも兼ねており右に回すと音が大きくなります。

2)#2の電動アンテナスイッチを右側に倒しアンテナを伸ばします。よく注意していてカチャカチャとアンテナ付近で聞こえたらスイッチをすぐに離します。そのままカチャカチャさせ続けると電動アンテナの内部のナイロン線がブチ切れて再起不能となります。左に倒せば縮みますが特にこの時に注意。

 

3)#3のボタンはチューニングノブでこれを回すことで周波数窓の中のインジケーター針を左右に動かすことができます。

 手動の場合はノブをゆっくり回していって聞きたい番組周波数の音の出るところへだんだん近付けていきます。この時ミュイーンなどのハム音が出たりします。懐かしいですね。

 このデッキにはオート選曲機能があります。やり方は#3のボタンをプッシュすると内部でモーターがバリコン(周波数を合わせる部品)を回し、感度が出ると自動でストップします。素晴らしいですね。この時#3ボタンは現実的に回ります。また、周波数窓の中にあるインジケーター針も自動で動き周波数を示します。選局ができて止まった状態でその局が気に入らない場合はもう一度#3ボタンを押します。すると次の局にぶち当たるまでまた動き出します。そして#4スイッチはこの自動選局時の感度を切り替えるスイッチで押し込むと感度が上がり、もう一度押すとスイッチが前に戻り感度が下がります。山の中などラジオ電波の薄いところでは押し込んで感度を上げたほうが良いでしょう。 ちなみにラジオ電波がちっとも見つからないとき#3の自動選局ボタンはずっと電波を探し続けて周波数の窓の一番はじまで行きます。そしてそこからカッチャと音がして今度は選局が折り返してきます。賢いですね。 でもそのまま放置しておくと永遠にこの作業を繰り返しますので、かわいそうになったらラジオスイッチ#1を押して電源を切りましょう。

 画像はAMラジオの周波数帯ですが、後から出てくる8トラデッキ部にFMアダプター(別売)を差し込めばFMラジオの受信も可能です。

 

4)#5の銀色の外周側のダイヤルはセパレート調整=ステレオの左右の位置調整です。

  #6の銀色の外周のダイヤルはトーンダイヤルで左に回せば低音重視、右に回せば高音重視となります。今どきの素晴らしいカーオーディオのような低音だけの調整とか、高音だけの調整とか、はたまたフルイコライザーなんてので一体何回使ったかわからんなんて装置があるべくもなく、簡単明瞭です。

  #8はイルミネーションランプです。 

 

 

 

 

8トラックテープデッキの操作方法

画像で差し込んであるのが8トラックテープで、今ではめったにお目にはかからないです。

1)やはりメインキースイッチをACC位置以上に回します。

2)8トラックデッキは#1のラジオスイッチが入っていなくてもテープを差し込めばそのまま音が出ます。一番奥まで差し込んでガチャッというところまで押し込みます。

3)音量、音質の調整はラジオで操作したのと同じです。

8トラテープを差し込んで音が出た時、画像のように数字(ここでは3)のランプが点灯します。

8トラックテープはその名の通り音を録音するラインが8本あります。ステレオだとそのうちの2本を使いますので、1カセットで4ラインがあるという事になります。(訂正*各クラスターで5曲づつ収録されているテープもあり作り方で20曲くらいは入るようです。)3という数字は3局目の楽曲であることを示します。CDでは15曲くらいは優に入りますので少ないといえば少ないですと思っていたのですが、実は20曲くらい入るようですので、全く遜色は無いことがわかりました。

 ここでこの曲が気に入らないという場合はどうするかというとここで#3のボタンをプッシュします。するとカシャと音がして曲は次の4局目に瞬時に移動します。カッコえー

これをどうやっていると思いますか?この時代の後に出たカセットテープではこのような芸当はできなく、ずーと早送りしていくか、その曲がくるまで我慢して聞くかのどちらかだったのですが、8トラでは瞬時です。

ここを機械的な仕組みでヘッドを移動することをやっているのですが40年間も壊れないこのような、メカを大量生産で作れた当時の技術者さんには尊敬します。

 

 ラジオを聴いていて急にテープが聞きたくなったらどうするか?

その時はそのまま8トラテープを差し込むだけでいいです。自動的にラジオの音はカットされテープの音に切り替わります。8トラテープを差し込むところの内部にマイクロスイッチが付いていていろんなロジックを機械的に(カム的に?)動かしています。

 

止めるときは8トラカセットを むんずとつかんで引き出すだけです。目的とする物体をつかんで押し込んで結果を得、引き抜いて終了にする と実に達成感のある作業です。今どきのいつONになったんだかわかりにくいスイッチを長押しして画面をめくってめくってなかなか目的に到達できない、あの画面どこ行ったんだろーと首をかしげる、音楽を聴くより画面と格闘するほうの時間が長いそんなフラストレーション大量生産のオーディオが便利といえるのだろうかと時々首をかしげます。おじさんは。

おまけに壊れたらお手上げの製品ばかりです。


S30Zの8トラデッキに外部入力プラグを付ける

さてここからがまた欲望の後先なのですが、

この伝統的な8トラデッキでスマフォでストリーミング配信を聞きたいとか、カーナビと接続して音を良くしたいとか、ゆう事は誰しも思う事です。という事でそれらと接続するピンジャックを引き出してきました。

Φ3.5の3極ジャックでヘッドホンの差込口へ接続することができます。

使い方ですが少し厄介な方法となりますが、φ3.5ステレオピンジャックにつなぎたい機械(画像ではスマフォ)のヘッドフォンジャック)につなぎます。次に今まで述べてきたようなやり方でまずはラジオの電源をONにして#7のインジケーターランプが付く状態にします。その時点でスマフォの音源から音が出てデッキで拡大された音がスピーカーから出てくると思います。この時にラジオ側のノイズ音が一緒に出ている場合があります。追加改造なのでここは解消が難しかったです。そこでそのあと8トラテープを差し込んでいってラジオのインジケーターランプが消えるところまで8トラテープを差し込んでいきます。完全に差し込むと今度は8トラテープの音が一緒に出てきてしまいますので、インジケーターランプが消えたその位置で止めるのがポイントです。

実際はラジオの選局がずれていれば受信音がしないのでラジオがオンになっていてもノイズはわずかで気にならないレベルかもしれません。その場合は8トラテープは差し込む必要は無いです。ちょっと面倒ですが一度セットしてしまえばあとは手付かずです。

このような使い方もokです。ポーターブルカーナビ ゴリラの音量の小ささ(室内がうるさいから聞こえない)を改善するためにカーナビのヘッドホンジャックから音声を取り込んでカーデッキで増幅してカースピーカーから音声を流します。スマフォのナビゲーションの場合でも同じです。画像ではカーナビのAV機能で音楽を流していますが、カーナビ動作中はカーナビ音声は音楽の間に割り込んできて教えてくれます。また、TV機能時でも同じくテレビの音声を拡大、動画の場合は同じくステレオで音声を流してくれます。SDカードに動画を記録して流せば同乗者も退屈しないで済みます。


*注意事項 φ3.5外部入力ジャックはラジオを聴くときは接続機器を取り外してご使用ください。また取り外したジャックは金属などに触れない状態で保管してください。φ3.5外部入力ジャックを接続したままですと、ラジオの音量が小さくなる現象が起こります。