2020年1月8日

HLS30Z 帰国子女の車会復帰

 

テキサスから逆輸入されたばかりというこのHLS30を日本でもしっかりと走れるようにしたいというご要望でお預かりしました。

 

・帰国子女の車会復帰 まとめ

・帰国子女の足回りブレーキ

・     エンジンルーム

・     駆動系

・     室内

・     ボディー外周り

2020年3月28日

S30Z 帰国子女の駆動系

 

USAはこの年代のS30Zはほとんどが71A3分割4速なんですが、この帰国子女は4速は4速でも71Bの4速になって戻ってきました。いずれにしても4速では現在の交通事情では走りづらいので5速へ変更してゆきます。ミッションが71BコンパチB’ β17として完成しました。詳細はこちら

ミッションが完成したのでいつもの車屋さんで載せ替えに入ります。

サクサクとミッション下したのですが、この部分に問題発生です。オイル漏れが見られます。

このようにオイルが見られるとかなり問題です。

今回はフライホイールもではずして確認します。

クランクリヤシールからの漏れも結構多いからですが、今回はオイルパンからの漏れと判断しましたので、オイルパンの合わせ目にシール材を塗り込んでおきますが正式にやるにはオイルパンパッキンの交換が望ましいいと思います。

クラッチ系一式

今回はクラッチディスクとカバーは最初から交換メニューだったので 交換します。ディスクはリベットまで1mm弱、カバーは見たこともないような変な格好のが付いてました。

クラッチディスクとカバーは交換で復元しました。

ミッションはサクサクと問題なく取り付けできました。シフトレバーも変な格好に曲げ加工されたものから純正シフトレバーに交換しました。

デフオイルを交換ですが真っ黒です。かなり締めこんでありました。

この後、エキゾースト部分で亀裂の入ったマフラーを藤壺の復刻版最新マフラーに交換してゆきます。

藤壺マフラーはすごく低音が効いた排気音で高周波の音はほとんどカットされた大人仕様の排気音となります。

 

クラッチコントロール系

クラッチ液が来た当初はほとんどそこを突きかけていたし、クラッチ液も真っ黒でした。

まるで墨汁の様ですがメンテナンスしていないクラッチはほとんどがこんな感じです。

クラッチマスターのインナーキットを交換します。

メンテナンスするとクラッチ液はこのようにきれいになります。

次にクラッチオペレートの交換

クラッチ新旧

こちらが今までのクラッチオペレートですが良くこれで動いていたものです。こんなでも一応クラッチは普通に切れて走ることができていたのですが、こんなところが当時ラリーで強い日産の所以でしょうか?