魔界エンジン MEー6 製作開始

 静岡県内の方から魔界エンジンの製作依頼がございまして、開始いたしました。 画像は今まで使っていたエンジンを支給されたもので、ある程度はチューニングされているが調子が良くないとのことで、不具合箇所は修理してほしいという要望です。

ME-6ー1 素材エンジンの調査

ME-6-2-1 ヘッドチューニングその1

ME-6-2-2 ヘッドチューニングその2

ME-6-2-3 ヘッドチューニングその3

ME-6ー3 腰下加工

MEー6ー4 エンジン組み立て・調整

 


魔界エンジン ME-6-2-2 ヘッドチューニング その2 

                          その1はこちら

燃焼室加工に進みます。

右がアルゴン盛りの状態

左がプラグ回りのヘッド形状を整形したところです。

どんどんとプラグ回りの整形です。

プラグ回りが整形できたのでバルブ周りの整形に入っています。

右側の機械加工の状態ではもちろんバルブが開いた時のガスの通る通路が無いですから、バルブが開く過程でいかにガスが通せるかと考えながらバルブ周りを整形してゆきます。

こんな形にしてゆきます。

これを6気筒分あまり形状に差が出ないようにして加工してゆかなければなりません。形状に大きな差が出ると、後で燃焼室容積を合わせるときに苦労することになります。また、加工中にグラインダーが結構はじかれたりするのでそれが重要な部分に滑ると大変なことになりますので慎重にひやひやしながらの加工となります。

次にプラグの前の特徴的なツノの部分の整形とプラグ周りの形を整えます。

だんだんと加工が進んでいます。

今回の加工でほぼ最終形状となりますが、この後機械加工でバルブガイドを打ち込み、バルブシートリングをレーシング形状でシートカット加工したのち、ビッグバルブが取り付けられるようになりますのでそれから燃焼室容積を測れるようになります。そこで燃焼室容積がばらついた場合また燃焼室容積調整加工が必要となりますので最終的な燃焼室表面の仕上げ加工はこの後になります。

角度を変えてみています。

反対側から見た状態


2023年12月1日

ヘッドの荒加工が終わり、シートリングのカットやレース用バルブガイドの打ち込みに出していたのですが戻ってきたので最終仕上げをしています。

 

シートカットした分段差が深くなったのでそのつなぎ部を滑らかに仕上げます。

シートカット部分はツールマーク(横スジ)が残っていますので、ここからバルブすり合わせ加工をします、というよりも面仕上げとなります。現在の機械加工精度は素晴らしく良いので片辺りなどは有りません。

私はバルブすり合わせはこのエアー式のラッピングマシンを使います。これだと効率的にラッピングができます。

仕上げるとこのようになります。

バルブラッピング前

表面処理されているので真っ黒です。

バルブラッピングするとバルブ側にもこのように光った当たり面ができてきます。

光明丹で当たり確認しています。

全気筒について光明丹で確認しています。

バルブはこんな感じで保管しています

メンケン前のヘッドボリューム測定をしています。

平均値で43.13ccでした。ばらつきは0.4cc以内です。

自家製の圧縮比計算プログラムでメンケン量を算出しています。

これだと1.4mmガスケットでメンケン1.5mmすると圧縮比11.57となります。73度Aカムでは少し高いくらいの圧縮比ですがこれで行こうと思います。ピストン突き出し量はまだ測定で来ていないので仮の値ですが、フルカウンタークランクがまだできてこないので測定ができませんので、実際のメンケン加工はまだ入ることができません。


魔界エンジン MEー6 製作開始

 静岡県内の方から魔界エンジンの製作依頼がございまして、開始いたしました。 画像は今まで使っていたエンジンを支給されたもので、ある程度はチューニングされているが調子が良くないとのことで、不具合箇所は修理してほしいという要望です。

ME-6ー1 素材エンジンの調査

ME-6-2-1 ヘッドチューニングその1

 ME-6-2-2 ヘッドチューニングその2

ME-6ー3 腰下加工

MEー6ー4 エンジン組み立て・調整