2013年10月2日
イッチョマエにエアロかな
S31などの後期ボディは車体剛性を上げる為、フレームを大幅に手直ししています。
その結果この画像の様にラジエター下のメインフレームは大きく車体下で出っ張り目立つ存在になっています。
大部分の後期型Zはフロントエプロンを一体型のアフターマーケット製に変えますのであまり印象が無いかもしれません。
でも私のは今まで画像の様にさらに2トーンの色別けしてことさら目立つようになってます。
これではかっこ悪いし空力的にもよくありません。
フロントエプロン部をそっくりFRPのアフターもんで交換するのがほとんどセオリーのようになっていますが、私はいまいちなじめません。
そこで、画像のようなかなり小ぶりの一品をゲットしました。
買った状態ではステーもありませんでしたが、ホームセンターで売っている建材用の帯鉄を加工して、それをステインレスリベットで固定してステーを作ります。
230Km/Hまでは耐えられるようにステーの板厚は2.3mmでメッキ済みのものを流用です。
なんで2.3mmでいいんだって・・ そりゃ決まってるでしょ。1km/Hで0.1mmでムニャムニャ・・・
ステーを固定するフロントエプロンですが、今付けているのに穴あけして留めるのは抵抗があり、スペアで持っているエプロンをつや消し黒で塗って交換することで対処します。下側のガンメタ状のがそうです。今まで付いていたエプロンは穴あけなしで温存保管しておきます。せこいというか肝っ玉が小さいというか、こういうところがいつまでたっても変えることが出来ない性分なのですね。
そして位置あわせが結構難しかったですが何とか取り付けできました。
こうやって見ると不細工なアンダーフレームの出っ張りは隠せるし、見たとこも精悍な感じになっています。
また完全一体型のスマートなものよりも個性的で思ったよりかっこいいです。
当初ボディーと同一色で塗ろうと思ったのですが、このままのつや消し黒でいきます。
でこの状態で少し困ったことが発生しました。
一番上の画像でもわかるとおり車体下側のフレーム先端には左右に牽引フックが取り付けられていたのですが、その前面にスポイラーを新たに付けたので隠れてしまいました。
これでは牽引のときに困ります。ましてや36年前の車でサーキット走行なんてしたら、牽引される確率は格段に増えます。サーキットでコース中央でスタックしたら牽引フックなしの場合天井にスリング通されてクレーンで撤去されるかも知れません。(てなことはさせませんが)
でもやっぱり牽引フックが無ければサスにロープかけられてボディーバキバキで引っ張られると思います。
そこでこんなもん作りました。また材料は何時もの材料調達商社ホームセンターです。
画像は全てホームセンターにあるもので作ったものですが、右上はL型アングルを切り貼りして作りました。そこに溶接しているものはM16の高ナットというものです。左側はスリング用のD冠のようなもので750kGまで保障されています。下側は建材用のM16長ボルトです。材料費は1500円ぐらいです。
組み合わせるとこのようになります。
そしてこれが取り付けた状態です。
普通のときはねじ込みから外して取り外しておくことが出来ます。
サーキットなどで必要になったときに工具袋から取り出して取り付けるという段取りです。
形的には高級サーキット貴族さん達が良く付けているものと似ていますね。
前回エンジンオイル温度がじわじわと上がりだし5周目くらいには105度まで上がりました。100度を目安にしていたので以降クールダウンが3周くらい必要でした。
そこで、今回オイルクーラーに導風板を追加します。
まず、ダンボールで型紙を作ります。
こんなへんてこな形になりました。
材料はアルミにしようと思ったのですが、前に使った0.5mmの鉄板があったなーと思い出し、アルミ板も高くなったからこれで我慢ということでこれを使いました。
0.5mmの鉄板=ブリキ板なんですが、これを型紙に合わせて切り抜き、折り曲げていきます。
隠れてしまうところだし多少隙間があっても風の話ですからオーライッです。
そして取り付けました。グリルガード側にネジで固定しています。
右側は風を十分取り込む為テーパー状に広げて風を集める用にして、左側はラジエターへの風量を考慮してテーパーなしの壁だけの仕様としています。
一般道の実走行ではー5度くらいの効果のようです。高速になるとさらに効果が期待できます。
フロントからみるとこんな感じです。
当初は目立たないように艶消し黒で塗ろうと思ったのですが、これはこれでいかにも機能部品を取り付けているというアピールでかっこいいかもということでブリキ板の元色で残しました。
ブリキ板ってチープの代名詞のような感じですが、すごく錆びに強く10年くらいはこのままで錆びません。さすが屋根に使うものであるのですねと、へんなところで感心しています。