プロペラシャフトのオーバーホール

ジャーナルジョイント

2017年8月3日

プロペラシャフトのオーバーホール

 

 

振動が激しいということでプロペラシャフトのオーバーホールを依頼されました。送られてきたのですがそもそも画像Aとaの位置が90度ずれて取り付けられています。このように組むと振動や音が発生します。でもこの時点ではもともとこのように取り付けられていたのかどうかわかりません。外してから仮にこのように組み付けたのかもしれません。

とにかく分解してゆきます。

しかしプロペラシャフトよりドライブシャフトの方が仕事としては過重ですので、プロペラシャフトに決定的なダメージが起こることは稀です。

分解したフロントの十字ジャーナルはこのような感じで消耗していますので動きがカクカクなることは普通に起こります。

しかしこのリヤ側のジョイントについてはすでに全くベアリングが存在しませんでした。粉々になったり飛び出したりしたのでしょう。

 

これで良く走れていたものですが症状的には振動がひどいということだけの様です。まだ反対側がこらえていたのでその程度で済んだのかもしれません。

この部分の十字ジョイントはこのようになっていてもう限界に近かったです。

分解後きれいにしてゆきます。

分解は何十年もメンテされていなかった場合かんたんには分解できません。各部に無理を掛けないように気を付け名がらプレスで何とか分解してゆきます。

十字ジョイントは今や貴重な純正新品の在庫品を使って補修します。

こんな感じで組んでいきます。

このときに重要なのはC形状をしたスナップリングの選択で日産純正は0.025ピッチで4種類が準備されていて測定値から選択使用するようになっていますので、組み付け時は正確は寸法測定が必要です。

復元しました。

この画像のようなスプライン差し込みの組み合わせを守ることが必要で、黄色のペイントで位置を明確にしておきました。

これで振動は出なくなると思います。

 

プロペラシャフトのオーバーホールの完成です。

プロペラシャフトに心配ある方は、一度オーバーホールしてみることを勧めます。

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