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R180デフのオーバーホール その1 その2 その3 その4
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2023年5月24日
R32 R180デフ オーバーホール
ミッション Ωバージョンを採用してくれました横浜のショップさんから、引き続きデフのオーバーホールのご依頼です。
今まではLSD付きデフでほかのショップさんへ修理依頼していたのですがLSDの問題と判断されてLSDイニシャル調整を弱めに調整したが問題は解消されなかったという事です。今回はもうオープンデフでも良いのでしっかりしたものが欲しいとの要望です。 私としてはもちろんLSD付きでもしっかりとデフを作りますが、オーナー様のご要望ですのでオープンデフで進めます・
手持ちの4.111のギヤ比のデフ玉を取り出してサイドベアリングを交換しています。見ての通りオープンデフですが、リングギヤ内径が115mmであることで後期タイプのR180となります。Kマーク付きはリングギヤ内径が115mmであることの証となっていると思います。
サイドベアリングを取り付けました。
ピニオンベアリングはすでに交換してプリロード調整も完了しています。
ナット締め付けトルク18kg/Cmでプリロードは14.6kGとなりました。
そのあとデフ玉とリングギヤを取り付けて刃当たり調整です。
正転側の刃当たりの確認です。
ど真ん中です。
逆転側の刃当たりです。
これもほぼベタ当たりと言えると思います。
リングギヤを組み込みサイドプリロードの調整です。
今回は4.8Kgとなっています。
バックラッシュは0.10です。
調整が完了してデフリヤカバーを取り付けです。
この後回転試験を実施しますが、この状態でほぼ完成となります。オープンデフと言えどもピニオンベアリング交換とプリロード調整は基本ですので正確に行う必要があります。そしてサイドベアリングのプリロードの確保とバックラッシュ調整ですね。LSDが付いている場合はイニシャル調整などはその後の話となります。