2019年3月14日

 このミントなZがやってきたのは2016年のことですから3年ぶりの再来となります。

前期はデフOHとミッションのコンパチ化をいたしました。その時の様子はこちら

 今回はミッションのギヤ比についてコンパチ化時は5速について71Cのノーマル0.75にしたのですがこのL2000 SUキャブ仕様ではすこしギヤ比が高い様です。今回は0.83に変更します。

 

こういうところがミントですね。

ミッション降ろしにかかりました。

少しオイル漏れがあります。

ミッション降ろしてミッション側にオイル漏れが無い事を確認しました。

クラッチディスクは前回はまだいけるということで交換しませんでしたが今回はそろそろ交換した方が良い感じです。

オイル漏れはわずかですがオイルパンの合わせ目からの漏れの様です。クランクシールは大丈夫と思います。クランクは短縮加工してある様だけど。

パイロットブッシュを一応交換です。L型はS20とは異なりプレーンガイドとなっております。

ミッション降ろして一応分解前に試験機にかけます。問題の無いレベルだと思います。

ギヤを摘出しました。大きな問題は見られません。

分解しました。

 

フロント側組み付け。

メインインプットギヤは今回新品にしていきます。メインインプットはメインギヤとカウンターギヤとセットで交換するよう日産で指示していますし、そもそもセットでないと買えません。これをばらばらで組むともちろんギヤ精度、特にバックラッシュに影響が出ます。

リヤ側の組み付けに入っていますが、今回の主目的はギヤ比を0.75から0.83(71Bの標準は0.86)にすることなのですがそれにあたり今までのバックリンクから今回のバックシンクロタイプ=バックギヤにもシンクロが付く)に変更で部品的には総入れ替えとなります。中央に見えるのがシンクロスリーブ。

さて、0.83 5速ギヤですが温存している新品を使います。標準の0.86に対して4%ほどハイギヤードになるだけなので現代の高速主体の走行でノーマル2000ccで走るにはちょうど良いギヤ比と思います。(0.75は15%ハイギヤードとなります)

ギヤ部分を組み終わりました。

ギヤ精度は

    1st  2nd  3rd    5th

EP 0.34 0.22 0.24---0.21

BR 0.10 0.16 0.15---0.20

さすがにメインインプットと5速を新品ギヤセットで組むと理想のギヤ精度になります。

 

ケースへのアッシーも終わり試験機にかけています。ケース外観はブラスト品を交換していますのできれいになっています。回転試験も問題ないと思います。

クラッチハウジング側もぴっかぴか。

ミッション組み付け準備です。

クラッチ盤を交換します。

ミッション搭載

 

この位置にロゴマークと識別番号が入ります。

純正マフラーはぴったりと収まります。ボディとの隙間は1cm弱しかありません。

マフラー中間で純正ステーを利用してこの位置でゴムマウントされています。

 

 

ミントなZがやってきた その1に戻る