71BコンパチC エキストリウムバージョン α16
7月1日よりヤフーオークションに出品予定ですが、お急ぎの方は7月1日以前にメールにてお問い合わせください。
価格はヤフー即決26万に対して24万でお譲りいたします。(α15は26万即決でした)
上記α16は本日6月29日にお譲り先が決まりました。
同一仕様で欲しい方は、予約受けますのでメールください。
2013年6月20日
今回はエキストリウムバージョンを作っていきます。ベアリングはニードルベアリングを含み全て新品に交換してゆきます。またシンクロの交換限度規格を厳しくして行きますのでほとんどが新品に交換になります。71Cならまだ新品がかろうじて入手できます。
先ず基本となるメインシャフトの精度をチェックしますが、振れで0.03以下でしたのでOKです。メインシャフトは追加工をして、71Cのギヤ類をASSYしても問題がでないようにすることが必要です。
2NDのギヤですがシンクロリングはダブルコーンとなっています。それが画面左側のリングで実際には3パーツの部品でできています。真鍮でできた2枚のシンクロリングの間に鉄材でできたテーパーリングが挟まれています。中央の小さいのはニードルベアリングですがこれも交換してゆきます。上のビニル入りが新品です。
次に1STのギヤですがこちらはシンクロは十分な残量があったのでこのままいきます。ニードルベアリングは無条件で交換です。
カウンターの曲がりをチェックしますが、0.02以下の振れでしたので問題なし。
3rdはシンクロ残量が1.45なのでそのまま使います。新品は1.6mmです。
ニードルベアリングは無条件で交換してゆきます。
そして4速メインインプットシャフトとなります。ここのベアリングは負荷が高いのでアウターインナーともに新品に交換です。シンクロリングも新品に交換
5THギヤですがやはりニードルベアリングを交換し、シンクロリンクも交換してゆきます。
さあギヤ関係はすべて組み付けました。
シフトリンケージをつけるとこんなににぎやかになります。
一番上のシフトロッドはφ16になっており強化されています。
シフトフォークも組み付け完了。
下側の段がカウンターギヤとなりますが、その一番手前にシザースギヤという厚さ2MMくらいの薄いギヤが皿バネで押さえ込まれています。これはカウンターのギヤとは歯数が異なるので、相対的にそのギヤとすべり摩擦を起していますが、それがギヤが踊り打音がでるのを防いでいます。これは71cから追加になった機構です。
71Bのミッションケースに組み込んでいきますが、フロントケースは干渉部を2箇所追加工が必要です。
またリヤエクステンションはストライキングロッドを分解してオーリング交換してゆきます。
組み付けた後ミッションオイルをいれて、自作のミッション簡易試験機 e-zanaraizer に取り付けて回転試験をやっていきます。500rpmで回転させ異常な振動や異音が無いか、またシフトを1速から5速・バックまで問題なくチェンジできるか確認します。今回は非常にスムーズなチェンジができていました。もちろんオイル漏れなんてものは有りません。
いつも500rpmで5速で1時間稼動のときの温度上昇量を測定していますが、今回は7度cの上昇温度でした。(通常は10度cほど上がります)