S30Z、8トラデッキ、ラジオ、オーディオ、パワーアンテナ、修理、日産旧車オーディオ
S30Z系の8トラデッキラジオの修理
S30Z系や日産旧車ではいまだにこのデッキを残している場合が多いです。なぜなら近代的なCDデッキやカセットデッキに交換すると途端にコンソールの雰囲気が陳腐になるからです。でもさすがに40年前の機械だと故障していることが多く、
・音が出ない
・テープが回らない
・オートチューニングが出来ない
などの状態で、外観だけ取り付けてただの飾りになっている場合もあります。
デッキの内部
・この時代のものでも電気回路をメンテしてゆくと音も決して悪くない場合が多いです。
又、ラジオのオートチューニングもモーターで動かす機械式で面白いのですのが、左のチューニングボタンを押すとモーターが回りギヤでリダクションしたリンクがコイル式の周波数設定パーツを動かして、感度があった時に感知フィードバックしてモーターを止める仕組みですが、これを全部機械式でやるのは今では難しい機構です。
8トラは2ラインずつステレオで使うので4チャンネルがあり、そのチャンネルを左のプッシュボタンで順次切り替えしてゆくことができるのも驚きです。このボタンはラジオの時はオートチューニングのスタートボタンに切り替わります。デッキの後ろに大きなパワートランジスターが設置されているのも本格的なアンプを思わせます。
8トラテープ部のモーターが壊れることは意外に少なくフライホイール側の故障が多い感じです。