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S30Z・S31Zライトリレー
S30Zなどの旧車はヘッドライトが暗い場合が多いですがそれはライトの性能以前にライト配線の設計が旧く非効率なことが原因です。その結果
・ライトスイッチに無理がかかり破損する
・ライトスイッチから発煙・発火する
等のことが起こりますが、このヘッドライトリレーを使用することでこれらを防止できます・
・リレー化することでライトスイッチ負担が減る
・ヘッドライトにはこの配線で直接+電流を供給する
取り付けは簡単 1時間ほど カプラーオンです。48年式以前まで。
48年式以降はヘッドライト配線の丸カプラーの支給が必要です。
価格は28000円+消費税+送料
ライトスイッチの修理
・ライトが付いたりつかなかったり
・ライトスイッチを入れるとスイッチから煙が出た
り、焦げ臭いにおいがしたり
等の時はライトスイッチの故障している場合が多いです。
修理費用は15000円~
スイッチ内部の可動接点(手前側のラジオペンチでつまんでいる部品)がクレーター状に焼け焦げています。手前がヘッドライト用、向こう側がポジションライト用
修理としてはこの焼け焦げた部分を磨いて、その後半田盛して成型して、最後に導電グリースで保護します。
私の見た中ではこのクレーター焼け焦げは相当ひどい状態ですのでヘッドライト系に異常な電流が流れた物と思われます。旧車はここにヘッドライト電流がもろに流れますが、対策の最善策は前述のヘッドライトリレーを使用してここに流れる電流を信号電流だけにすることです。
こちらは先ほどの可動接点を押しているパーツですがこのスプリングがヘタルと接点の押し込みがあいまいになるのでさらに接点リーク焼損を助長します。まずはこのスプリングを程よく伸ばして修復
あまりへたりがひどい場合は交換します。
組み戻して、左側の太い 赤線ー白線 がライトスイッチを入れた時に常に導電して抵抗が無ければOKとなります。右側の 緑線間はポジションライト用でこちらも導通をチェックします。
このスイッチボックスは通常は分解修理をするところではないので分解時注意してやらないと思わぬところが壊れてしまいます。また、周辺にも細かい他のスイッチの関連パーツがたくさんあり、これらもちゃんと復元しないと他のところが問題が出たりします。