ノーマル的S30Zの在り方 その1へ >その2

2016年9月5日

ブレーキパッドと謎のパーツ

久々にフロントブレーキをチェックしたらパッド残量2mm。

もちろん交換します。

このパッドはしまい込まれていた30年前のフェロードのスポーツパッドを1年ほど前に発見して交換したものですが、それから8000kMぐらいしか走っていないと思います。

スポーツパッドは減りが早いものが多いですが、今回はさらに古くなって劣化していたのかもしれません。

 

ついでに、ピストンシールも長らく替えてないのでオーバーホールです。ピストンシールはこれまた長期在庫品で賄いますが、純正はまだ買えると思います。

ピストンを抜くときはやはりエアー圧を使いますが対向キャリパーの場合片方をCクランプなどで押さえておいてまず片側だけを抜いて交換してから、次にそちら側を抑えて反対側を抜き交換しています。

で分解したらこのようになっていました。パッドが減った分だけピストンが出てその部分が錆びてしまっています。ピストンのダストカバーに問題があったのかもしれません。これを新品のパッドで組もうとするとピストンの錆び部分が完全にシールにかかるので絶対ダメです。

 

今回はしぶとく中古のピストンを安く買って持っていたのでそれに交換です。純正新品も出ると思いますが、値段は高いです。

 

また、今回はついでにハブボルトもロングタイプに交換しました。今までホイールスペーサーの都合でホイールナットの締め代が5mmくらいしか無く気になっていたところです。締め代は最低でもボルトの径分(12mm)は必要です。あまり長くすると袋ナットの場合は底つきするので要注意です。

ブレーキパッドは日産純正を新たに購入しましたが、値段は1セット8000円です。サーキットを走るのでなければこの純正品が一番安心で、純正品は品質検査が最も充実しているから当たり外れがありません。でも富士スピードウェイだと5周目の第一コーナー辺りでフェードします。3周までなら大丈夫と思います。

 

 

そしてこれが謎のパーツですがさーなんでしょう?

 

大きな円盤は鉄板から切り出したものです。

 

 

こんな風に使います。

 

これが完成形ですが、先ほどの謎のパーツはこのワイヤーホイールにディスクパッドの摩耗粉が付着しないようにするカバーです。ワイヤーにパッド粉付くと掃除が大変なので何とかならないかと思っていたのですがリヤはドラムなので全く汚れないのでそこから考えて作りました。

ブレーキの冷却や、ブレンボキャリパー見せびらかしたい場合は?のパーツですがノーマル的S30Zは日常使用勝手が一番大事でこうなります。

 

さてもう一つの謎のパーツ、これなんだと思いますか?

 

 でもこれは結構わかりやすいパーツですね。すぐわかっちゃいますね。

そうですね。これです。リトラクタブルシートベルト。純正のベルト取り付けボルトをそのまま利用してボルトオンです。取り付けステーはもちろん作っていますがリトラクタブル部品は最近の中古パーツ利用です。

S31Zはリトラクタブルになっていますがボディー側にへこみがあり埋め込むようになっているので凹みが無いS30には流用しにくいです。

 

一緒に写っている赤いボンベは旧車の必需品、消火器しかも後始末がいらないガスタイプです。まだ固定されておらず放り込んであるだけ。その下の箱はこれも旧車の必需品、緊急時の3角停止表示板です。組み立て式

 

肩ベルトのほうも純正取り付けねじそのまま利用です。面白いのは取り付けねじは特殊ピッチでシートベルトでしか使わないものですが、今も昔も、またメーカーも問わずほとんど一緒という共通ぶりで、シートベルト工業会とかで統一してるんでしょうか?でもこういう時ありがたいですね。

バックル側はこうなります。帯鉄を少しL字型に曲げて穴開けただけのステーを作っただけです。違和感少なくないですか?

全体としてはこうなります。すごく使いやすいですし外れたりねじれたりしませんし、ストッパーが作動するかどうか試しても何の問題もなく機能します。ただ本当に衝突したときどうなるかは実験?ができませんので不明です。

バックルを外すとゆっくりとするするとベルトが巻き取られ降車するときにはリールに戻っています。ただ一つ巻き取りが下側なので腰ベルトを右手で繰り出す必要があります。(通常は肩ベルトを引き出す)

 

純正のベルトは乗り降りしているうちにこうなってしまいます。形的には旅客機のシートベルトのようでかっこいいし、純正命の人には何てことすんだというかもしれませんが毎月何千キロもイベント巡業し、何度も乗り降りするノーマル的S30Zとしてはこれは耐えられないのです。


2017年8月22日

 

クラブ20th記念・北海道イベントを兼ねて、以前より実現したかった北海道ツーリングを9月8日から13日まで予定しています。詳細はイベント案内へ。

 

9月9日は洞爺湖で柳田春人さん・久保さんと前夜祭5000円、9月10日は洞爺湖温泉組合の駐車場でミーティング3000円です。旧車に興味ある人は事前申し込みでどなたでも参加できますので私の携帯、あるいはメールからご連絡をどうぞ。

 

さて、今回はかなり冒険ツーリングとなりそうなのでノーマル的Zも手を入れていきます。

この際ですから以前から気になっていたステアリングのガタを追求します。普通に走れることは走れるので

気にはなっていたんですが後回しというパターンです。イベントはこういうときに修理するモチベーション上がるので、役に立ちます。

 

画像すでに外しています。ついでですがこの画像で補助ランプも変更していることが分かります。

ナックルを外すときにはこのような洗濯ばさみの大きいのみたいな工具を使いますが、この部分はテーパー勘合なのでこれで目いっぱい押し込んでも外れないことが普通です。その時はあの手この手を繰り出すのですが、突然バチンと大きな音がして外れるので心臓に悪いです。あと、これをやる時はナックルのボルトネジからナットを完全に取ってから工具を掛けるとネジ山がだめになりやすいですので、必ずナットをボルト面で固定してから工具を掛けます。

 

外したラックのギヤボックススプラインをペンチで挟んで回してみるとやはりガタが感じられました。ラック&ピニオンはギヤボックス内部でスプリングでラックをピニオンに押さえつけているので基本的にはガタは無いはずですが、変です。

下のラックが今回私がノーマル的Z48年10月式いわゆる中期ボディーからはずしたもの、上側はS31Zの後期ボディーから外したものですがかなりの違いがあることが分かります。

 

前期&中期用はギヤボックスボディーがアルミでできていますので、レースなどで軽量化できるとして重宝がられることも有りますが、実際に重量を測るとなぜかどちらも5kgでほとんど差はありませんでした。


そしてこの部分、ボディーに固定するインシュレーターの幅ですが後期の方が幅広になっています。

 

 


ここも大きな違いですがこのラックのガタを調整するネジのサイズが後期は大きくなっており強度的にかなり異なります。


こちらから見た画像でも後期タイプは大きく強度が改善されていることが分かります。内部を開けた訳ではないですが、後期のこの上側ふくらみにはベアリングが構成されたのではないかと思います。

私は自分の48年式中期ボディーs30zにどちらをつけたかというと、もちろん後期タイプのがっしりしたラックを取り付けました。

 

純正原形命の方々には何てことすんだといわれるかもしれませんが、走りの楽しさには勝てませんのでこの

 

ようにします。元に戻すのも簡単にできますから。

ここで小技を一つ、画像矢印先端部分前後2か所、小さな穴を追加で開けています。なぜかはZのこの部分を見ればわかりますが、雨走行の後ここがどうなっているか考えると身の毛がよだちますので、この対策です。(雨中走行しない人は必要なし)

 

さてラック交換の結果ですがハンドルのガタは全くなくなり、S31Zのようなハンドリングになりました。S30Zは2.7回転ロックStoロックに対してS31Zは2.6回転の様です(GS30は3.1?若しそうなら・・・!)。また、いろんな条件はあると思いますが、高速で110km~120Kmで出ていたハンドルジャダーもなくなりすごくストレスが減りました。やってよかったと思える瞬間です。

 

ただ静止状態でハンドルを振るとまだわずかにガタが感じられたのでなんだろうと調べたのですが、どうもハンドルポストがコラプシブルとなっている部分が影響しているのではないかと思います。でも実走時には特にガタとは感知できない感じです。

 


2017年9月8日

とうとう北海道へ向けてフェリーに乗ります。

北海道のメンバーと合流です。

 

左からLYエンジン240ZG

 

サファリーヘッドの240ZG

 

Z432R

 

私のS30Z

 

S31Z 2/2

 

と並びました。

かなり端折っていますがフェリーで苫小牧に到着後、千歳空港へお客様の柳田さんを迎えに行きます。

そしてその後、今日の宿泊先である洞爺湖まで北海道の原生林の中を突っ走ります。

途中の休憩

ここで野生のエゾシカと遭遇しました。

この日は洞爺湖温泉に泊まりましたが、前夜祭があり皆さんとわいわい楽しく過ごしました。

 

3日目

第一回洞爺湖Zミーティング

 

50台程度集まったと思います。

北海道の澄んだ空気の中で1日のんびりと過ごしました。


2018年11月22日

 ドアのレストア

ずっと記事を書かないまま気が付いたら前回から1年以上が経過してしまいました。私はS30Zで走るたびに不具合点をメモしていますが、走るたびにメモは増えるばかりで対策がほとんどできていません。普通に走る分には問題なく壊れそうな心配もほぼなくなったので伸ばし伸ばしにしていますが、こんな時にS30Zはじわじわと痛んでいくんですね。

 今回はそんな不具合メモの中から気になっているドアの外気の密閉性について対策してみます。高速を走っていると耳の後ろ側でシューシューしだすあのエアー漏れというか風切り音はいらいらします。

ドア内張り、フレーム、ガラスの順で外してゆきます。内張り外すときの工具はプラスチックにすべきでしたがなかったので金属レバーでやったので塗膜が割れたところがあります。気が付いたところからは金属の周りにマスキングテープで養生してから使っています。

フレームは再現するときに目印になるようにドア本体との間でマーカーで印をしておきます。

 パンタグラフはまず右側の真ん中内側辺りにある10cmほど長さの小さなレールを外して、その後はハンドルを回してパンタを開いたり閉じたりしながらやると、左側の穴からぎりぎり抜き出せます。小さなレールはガラスの高さの傾きを調整する用途が有ります。

外した部品達です。パンタグラフは古くなって固まったグリースを取り去ってから新たにグリースを供給します。ギヤは渦巻きスプリングでバランス供給トルクがかかっていますがハンドルを回して完全にギヤがフリーになっても後から又組み立てできます。

ガラスフレームに入っているゴムシールは完全に硬化してしかもねじれていたりしてすでにその効力を失っているどころかここが邪魔になってガラスが上げきれない状態です。

硬くなったゴムを何とか引きずり出しますが、はめ込まれているので簡単ではなく、最終的にはカッターナイフで中央に切り込みを入れて片側ずつ取り外していきます。

交換するウェザーストリップは純正品はなかなか入手は難しいので、汎用5m単位で売っているこのパーツを長さを合わせながら取り付けていきます。この汎用パーツはほんの少しですが純正より少し小さい様です。取り付けは楽にできるのですが、風切り音がどの程度になるかは走ってみないとわかりません。

 

このフレームの下部にはガラスランというフェルトのようなものが溝形状になっているのですがそこの部分もボロボロでとうとうガラスが下がりきれないという事態になっていたのですが少し前に交換しています。それ以来ガラスの上げ下げがすごく重くなったのでチェックしシリコンスプレーを吹いておきます。

組み付けに入っていますが、順番的にはガラスを入れてフロント側のガイドレールにガラスを通したあと、パンタを入れ、フレームも仮に入れてしまい、その後パンタとガラスと仮止めします。その時にガラスを上方に浮かしておくことが必要で私は右手でずっとガラスを持って左手でねじ類を固定しましたが、ガラスは重いので荷役用吸盤でストッパーをかけるのが良いと思います。フレームはボディーとの位置関係が先決なのでバディーとなるべく隙間ができないよう位置を調整します。

次にパンタは調整代が無いのでボルトは固定してしまいます。

そして一旦ガラスを上げてみてフレームとの合いを見てゆきます。前後方向は前側のレールの止めボルトで、ガラスの傾きは右側の小レールの取り付けボルトがそれぞれ長穴になっていてある程度調整ができます。これで復元できました。ガラスランにシリコンスプレーが効いたのか、各部のグリースアップが効いたのかガラスハンドルがすごく軽くなりました。

 

今回は頻繁に使う右側だけしかやりませんでしたが左側もやらねばなりませんね。

 

フロントグリルの修復

 

12月2日のニスモデーである方のご厚意でピレリータイヤのデモカーになることになりました。クラシックカー用に15inのスポーツタイヤを支給されてピレリブースで展示します。展示車は他にも何台かあると思います。

 デモカーとなるとあんまり汚いと申し訳ないので目に付くとこだけでも手入れしておくためにグリルだけは外して錆び取して塗りなおします。最近は程度の良いグリルもめったに出てこなくなりました。画像はプラサフを吹いたところです。

 

こちら側はネット側。ネットは隙間だらけなので塗料だだ洩れで効率悪い。

 

次は新品の汎用ネットを手に入れて張り替えようと思います。

上塗りに入っています、といっても面積が少ないし色も確定できないので感スプレー塗装です。プラサフ3回上塗り3回、クリアー3回合計6レイヤーの感スプレー塗装。色はあてずっぽでトヨタのグレーメタリックにしました。日産のダークグレーと迷ったのですがこちらの方が近いかなと思ったのですが少し色が明るすぎる感じがします。

網はこちら、つや消しブラックで塗っていますがほとんどの部分がダマになってひどいもんですがしかたないです。遠目にはそれほど悪くありません。

2018年11月26日

北海道ツーリングの時にすでにウインカーを出すとコラム辺りから煙が出るようになり、煙が濃くなるとスイッチをあわてて切ってしのいでいたのですが、さすがに下手すると車輌火災なので 対策します。

 

オークションでも今ではほとんどウインカースイッチさえめったにお目にかかれない状況です。わたしの子のウインカースイッチは前期タイプです。

 

仕方ないので手持ちでかなり以前に入手していたこのたぶんS31Zのウインカーレバーと比較してみます。S31Zウインカーにはレバー先端にpassという白いマークがあります。右側がS31Zです。大まかには似ていますがレバー下のパーツが左のs30zがプレス製なのに対して右のs31zだと思われる方はアルミダイキャスト一体成型されています。つまりS31Z系の方がずっとこの部分の耐久性が上げられた対策品なのです。

配線がいろいろ異なるのですがパーツの機能と配線を見ていけば互換性があることが分かりますのでその機能に応じた配線の引き直しをします。配線の入れ替えもほんの何本かを入れ替えるだけですので対して難しいことでは無いです。

この様にs31z系のウインカースイッチはpassという刻印文字があるのでs30zとは異なることが一目瞭然ですが私はまったく気にしません。それでも気になる様ならこの部分を何とか削るなり裏返しする、またはパテで埋めるなりすればよろしいかと思います。

 

取り付けましたが全く問題ありませんどころかウインカーがスムーズに出て、コーナリング中に何度もウインカー確認したり、ハンドル回す間にウインカーが突っかかったりの危険なこともなくなります。

もちろん煙がでて車両火災の恐れなど出ませんので安心です。