2021年2月20日
富士の長ーいメインストレートで210Kmまでスピードを上げて第一コーナーに入るときのブレーキングですがどうも恐怖感がぬぐえない今日この頃で、フロントブレーキについては純正ノーマル2ポッドのフェロードパッドから始まり、MK63にしてパットもスポーツパッドにして、ローターもソリッドから、メーカー不明のベンチローター、そして現在のカメアリφ275フローティングベンチローターに変遷してきています。パットはプロミュー・カメアリ・エンドレスといろいろ変換してきていますが、10周目あたりからのフェード感とジャダーがとても気になるのです。
と言ってもそんなにブレーキを奥まで残して酷使してそうなっているのではなく、ブレーキ効かなかったたらどうしようと怖いのでコーナーのはるか手前からのブレーキングしかできないですけど。
今回は思い切ってブレーキ対策です。
MK63 そのデザインと言い、機能と言い申し分ないのですが富士SWでは相当な軽量車でないと、長時間の周回はリスキーです。
ノーマル車で一般的な走りでは、デザインが旧車にマッチしていて、効きも十分なので人気が有りますね。重量は4.5Kgでした。
今回準備したブレーキはエンドレスのMONO4
というジェラルミン鍛造一体の高剛性の4ポットキャリパーです。
15インチ用なのですが、ものすごく大きく感じますが重量はジェラルミンなので2.5Kgしかありません。(パット込)
鍛造の造形なので肉抜き軽量化した形状が鍛造しやすい形状におのずから決まってしまうので、私から見ても必然性のある自然な形状に見えます。
鍛造で作ることの意味はエンジンの鍛造ピストンと同じ理屈で、素材の内部で鍛流線がつながっていて亀裂などが生じにくい・鋳物スが発生しにくい=強度が高い
モナカの合わせ構造でないのでボルト締結構造でなくボルトの伸びによるキャリパーの開きがほとんど無い
等の長所が多々あります。
キャリパーの大きさがこれくらい違います。
そしてローター
左がエンドレス
右が今まで使っていたカメアリ製
直径がカメアリ275mmから φ300と
15インチホイールで入るギリギリのサイズです。
このように見るとその大きさの差は明確で1.5倍ぐらいになった感じがします。
重さ的にはやはり今までの4.5kgから6.5kgと2kg/片側重くなり、合計4kg重くなりますがキャリパーが合計で4kg軽くなっているのでトータルは同じになっています。
この重量=体積がブレーキング時の発熱の吸収に非常に重要になってくるらしいです。