2020年1月8日
HLS30Z 帰国子女の車会復帰
テキサスから逆輸入されたばかりというこのHLS30を日本でもしっかりと走れるようにしたいというご要望でお預かりしました。
これからだんだん調べてゆきますが先ずはざっくりと目に付くところを洗い出してゆきます。
この車はとにかくフレームがしっかりしているところが特徴で、湿気の少ないテキサスでは錆がほとんど出ないようです。
リヤクォーターの240Zのエンブレムもアメリカンな感じ
ホイールもがっしりずんぐりでこれまたアメリカン
リヤエンドにもサイドマーカーが付いているのが特徴です。
ここのエンブレムもダッツン
もちろん左ハンドルです。
ドアのチリとしては上側はまあまあですが下側はかなりずれています。またウィンドウが途中までしか上がらないや、ガラスが外へ傾いてしまうなどかなり問題がありそうです。
なぜかこのようになってここまでくる場合が多いのですがクラッチ液がほとんどなく、かといって切れなくなるところまでは行きません。
ミッションはお決まりの4速なのですが46年式なのに71Bがついていたのでこんな状態になっています。シフトレバーは途中から90度曲げ加工
サスペンションは4本ともに不等ピッチの社外品で乗り味はスパルタンです。
ブレーキホースも古そうかな
フロントフェンダーのタイヤの後ろにあるスプラッシュガード 右
左側はスプラッシュガードが付いていなくて向こうがわのドアやフレームが見えています。でも錆はないのでなくなった理由がよくわかりません。
ヘッドライトカバーは錆がひどいのはともかく、取り付けネジが1本?しか止めてありません。
ブレーキは錆が激しい
ブレーキローターのフランジ部分の四角い穴は有ったけかな
マフラーはマニフォールド直後で輪切り状態で排気漏れしています。
分かりにくいですがフロントガラスの4隅のコーナー部が浮き上がって中が見える状態です。
ガラスとしてはアフターマーケットのぼかし入りガラスなのですがどうもガラスの4隅の曲げアールが甘いような気がします。
ざっくりと直したいところを洗い出したら89カ所ありました。どこまで直せるかわかりませんがだんだんアップしてゆきます。
さらに続く
2020年4月14日
1月から毎日修理箇所に手を入れ続け何とか完成がまじかとなりました。
久々に外に出ました。この試験路でアップダウンと直線路でサスペンション、ブレーキなどの調子を確かめます。
足回りが純正スプリング+ビルシュタイン減衰力補正ショックとなったことで格段に乗りごこち、コントロール性が良くなりました。タイヤも外国製のコチコチタイヤから横浜アドバン復刻版に更新も大きな要素です。
ミッションは4速から5速それも71Bの最終型改良版と交換したのでシフトには全くストレスがありません。気持ちよくシフト出来、楽しくなります。
マフラーはエキマニのところで輪切り状にクラックが入っていてひどい音でしたが、藤壺の最新マフラーに交換して低音の心地よい排気音が続きます。
内装やドア、フロントガラスも大きな問題がありましたが全て修正、内装は珍しいブラウン系の組み合わせとなりました。