71B コンパチC α41~α46
2015年3月13日
71BコンパチC α41号機 となります。
いつもと同じような画像ですが私の作業記録ですのであしからず。右画像は完成時の画像です。
やっぱり71Cのシフトフォークはがっしりしたアルミでいかにも剛性が有りそうです。アルミなので重量はそれほどありません。爪部には軸受メタルが埋め込まれています。
比較としてこちらは71Bですが、シンクロはポルシェでシフトフォークも細く感じます。ギヤも3mmの違いですが凄く薄く見えます。50年前の71Aの設計をかなり引きずっています。
1速と2速のシンクロかみ合い部の状態。
シンクロは全て純正新品にしてしまいます。
今回は有る都合によりメインシャフトは新品を使います。
新品はやっぱりすごくきれいです。
メインインプットシャフト
まずまずの状態です。
71Cの最終仕様 バックシンクロ付のタイプで組みます。
そして懸念のあるM38ロックナットは新たに考え出した対策であるサイドロック方式と今までの溝カシメを併用します。
ナットの平面に丸く有るのがサイドロックボルトです。
完成です。
ギヤ精度は
1ST 2ND 3RD 5TH
BR 0.15 0.25 0.15---0.19
EP 0.35 0.12 0.22ーーー0.14
申し分のない値です。
簡易回転試験機 e-zanaraizar でも温度上昇10度C
バックスイッチ スピードギヤ オイル漏れ シフト感
振動 いずれも良好です。
今回、ケースは軽くショットブラストをかけました。もっと強くかければアルミ地肌ができますが、見えないところなのでほどほどにしておきます。
2015年5月20日
71BコンパチC α43(42は飛番です)
バックシンクロタイプ
バック誤操作防止機能付
シフトレバーは支点が長いタイプ(多いタイプ)ですが、短いタイプもOKです。
シフトレバーは仮に付けたものです。
前後ミッションも固定ボルトは今回ヘキサボルトを使用しています。
強度的にはこちらの方が大きいと思います。
1ST 2ND 3RD 4TH 5TH
EP 0.28 0.22 0.23 --- 0.22
BR 0,08 0.08 0.05 --- 0.15
簡易試験機 500RPM 1時間 10度C昇温
2015年6月19日
71BコンパチC α45
です。
バックランプスイッチ
スピードギヤ回転問題なし。
簡易試験機で1時間回転試験済み
オイル漏れなし
・71Cの厚歯仕様
・2・3速ダブルコーンシンクロ
・バックシンクロ付
ギヤ比は5速が0.75のハイギヤード仕様
ベアリングはすべてシールドでしかも特殊クリアランス品
シフトフォークは71Bの3倍くらいありそうながっしりしたアルミ(スライド面は耐摩耗メタル鋳こみ)
2015年
71BコンパチC α46
5-バックはリンクタイプ
71BコンパチC α46の精度
1ST 2ND 3RD 4TH 5TH
EP 0.32 0.14 0.32 --- 0.22
BR 0.08 0.12 0.05 --- 0.08