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ミッションオーバーホール

 

σ1 TSサニー用  56Aレース用

・σ1#2 TSサニー用 その後

 

 


2025年12月23日

56A σ1 TSサニー用を修理したのですが(前回製作時の記事はこちら)、それが、その後岡山サーキットを走った結果2周目くらいでぶっ飛んだという結果になりました。

分解してみるとポルシェシンクロのスリーブが跡形もなく粉々に散っています。

その結果ミッションフロントケースを突き破り、ケースもお釈迦になりました。

 

ミッションフロントケースに2-3スリーブが割れて突き刺さったためフロントケースにこのようなヒビが入りました。

スリーブが割れたので同時に2-3シフトフォークも真っ二つ。

ただ幸いなことにスペシャルのクロス2速ギヤ自体はそれほど傷んでいません。ポルシェシンクロの舳先(ドグティース)がバリバリに歯が飛んでいることがわかります。半周分くらいが破損しています。

このギヤは特別に作られたもののようで、造りは純正では無いです。

表面にレーザーマーキングでF5C56Aー05と刻印されています。オーナー様に問い合わせたらギヤ自体はまだ作れるがこれに組み合わさっているシンクロ舳先はそれぞれで準備する必要が有るという事で、シンクロ舳先だけ単品で購入することができない状態となりました。

とりあえず破損したシンクロ舳先を取り外しましたが、この代替品が手に入らないので頓挫した状態です。

シンクロ舳先は絶対に市販品を流用しているはずだと考えていろいろ手に入るものは入手して調べたが、純正系はどれもこの部品とは寸法が合いませんでした。

この様にこれもレーザーマーキングでF5C56Aー09と刻印されているところを見るとこれも特別に特注されたものであり、純正品では無いことが予測されます。

メインインプットも全く同じ状況です。シンクロ舳先の噛みあい舳先部分が約半分はすっ飛んでいます。

さて困りました。

現在破損して使えないものは

 

2速のポルシェシンクロ舳先

2-3スリーブ

2-3シフトフォーク

5速のポルシェシンクロ舳先

フロントケース

となります。

ここから中古部品をいろいろ集めて修理方針を探ります。

フロントケースはオーナー様から代品を支給していただき解決

シンクロスリーブは中古品を何とか入手しました。

2-3シフトフォークはこれも中古品を入手

 

残るは

2速のドッグティース

5速のドッグティース

となりますがこれが一筋縄ではいかないパーツなんです。前にも言いましたがほぼすべての純正パーツが寸法アンマッチで取り付けできません。

いろいろもがいてとうとうこのスペシャルクロスギヤに適合するシンクロ舳先(ドグティース)を見出しました。

左側が今までついていたポルシェのドグティース。1/3の舳先は失われていますが、これでも何とかシフトはできていました。

右側は新たなドグティースでほぼ全周舳先は健全です。

これは2速のギヤとこれから付けようとするワーナーシンクロの舳先(ドグティース)です。

この2速にこのようなレーザーマーカ―で刻印がされているスペシャルクロスギヤです。

2速をワーナーシンクロのシンクロ舳先で組みました。

5速のポルシェシンクロはいろいろやりくりしてこのようなまともなシンクロリングで組むことができました。

ポルシェシンクロは2-3速をワーナーとしたのでこのようにだいぶ余ってきましたので、この中からまともなものを選んで使います。

ギヤ組が完成した。

2-3速がワーナーシンクロです。

4-5速はポルシェシンクロという変則組となりました。

ギヤ精度

 1ST  2ND  3RD  4TH 5TH

エンドプレイ

0.05  0.15 0.07 ーーー ーーー

バックラッシュ

0.13 0.22 0.18 0.10 ーーー

バックラッシュはまずまずの値に入りました。

シフトフォークを取り付けた。

ワーナーにした2-3速はチェックボールの止まる溝を前後に加工した。また3速側はシフトの行き過ぎを防ぐためのEリングストッパーを取り付けた。

シフトフォークの固定スプリングピンは今回もΦ4からφ5のダブルピンに加工強化している。

1速とバックギヤ側。

こちらは今までどうりとしています。

全ギヤ組が完成した。

ミッションケースに組み戻しました。

フロントベルハウジングはオーナー様に支給していただきました。リヤエクステンションは今までどうりです。

今回56Aについても71Bと同様に回転試験機に掛けれるように改造いたしました。

71B以上にぶん回せるようになりました。

これでシフトの状態、オイルの状態、回転抵抗の状態などが確認できるようになりました。今回はポルシェシンクロ1,4,5速とワーナーシンクロ2.3速が混在していますが、この試験機で確認する限りワーナーシンクロの方がシフトしやすいと感じました。ただ、ポルシェはサーボがかかりますので極限状態ではどうなるかはわかりません。

シンクロとしては4速のシンクロはポルシェで今までどうり組んでいて、Cリングもそれほどひどくは消耗していなかったが試験機でシフトした感じで目いっぱい素早いシフトチェンジではわずかにガリが感じられたが、通常のシフトではOKでした。5速はシンクロ舳先を交換してシンクロCリングも良いものを交換したので全く問題なくシフトできている。1速もポルシェで今までどうりだが問題なくシフトできている。

このようなモーターとプーリーで回しています。

2000RPMぐらいまで回しています。


56A直結5速 GX5ミッション

 

σ1 修理 こちら 筑波仕様の元々はポルシェシンクロです。

σ1ー2 修理 こちら σ1画壊れ再修理

 

σ2 修理 こちら 富士仕様のスーパーロ―

 1-4はワーナー スーパーロ―はポルシェ