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240クロスのオーバーホールからコンパチ化改造まで
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71Bのケースの中身のポルシェシンクロ・ギヤ類を71Bの最終仕様のワーナーシンクロで組みなおすのがβバージョンで、特徴はシンプルで有る事と、もちろんプロペラシャフトがスプライン差し込みがベストですが、スプライン差し込みペラをお持ちでない場合はフランジ結合のままでも組める事。
240クロスは全てポルシェシンクロですがこれをワーナー化するバージョンを開発
71BコンパチB’ 240クロス プロペラシャフトはフランジでもスプラインでも製作が可能
2025年11月12日
71BコンパチB’ β32ーW240クロス
静岡市のとなりの焼津市からオーダーいただきました。いろいろ迷ったようですがS30Z240ZGなので240クロスで行きたいということですが、240クロスは純正では画像の様にポルシェシンクロとなります。ポルシェだと今後のパーツ確保やシフトが難しそうという事で、それでは240クロスのワーナー化で進めましょうということに。
まずは240クロスのギヤセットを探し出してきました。これもすでに貴重となっていますが、私のところでは探すと結構出てきます。
240クロスに限らず肝となるところはカウンターギヤにあります。カウンターギヤはほぼ一体で作られているのでギヤの交換が困難ですので、これが無ければ始まらないという事です。上が240クロスでしたが通常のカウンターです。この240クロスカウンターには4の刻印が見えます。クロスですので各ギヤ比が異なりますがもっとも判り易いところでは1速のギヤ歯数が16枚(普通は14枚)であるところです。
まずは2つ前の画像の240クロスギヤセットをワーナー化致しました。
ここから組み込んでいきます。
必要な部品を集めています。
一気に1速~4速まで組付けました。
さてここからがまた少し困難なオーダーをされているのですが、5そくのギヤ比を通常の0.86ではなく0.83にして欲しいというオーダーです。これは単にギヤ比を換えるという事だけでな、5速のシンクロをポルシェからワーナーに換えることを意味しており結構手間がかかりますし、パーツもかなり探し回らなければなりません。
ギヤ部分が完成しました。
ギヤ精度
バックラッシュ
0.30 0.10 0.31 ーーー 0.21
エンドプレイ
0.15 0.10 0.25 ーーー 0.15
3速が少し測定値が大きめですが問題の無い範囲だと思います。
5速はワーナー化するとともにスラスト受けは「5速裏スラストニードルベアリング」として、M38ナットはサイドロックボルトで回り止め追加します。
シフトフォークを組付けました。シフトフォークは純正仕様の鋳物タイプから画像のアルミ製でスライド面にスライドメタル入り大断面強化タイプに変更しています。
ミッションケースに組付け回転試験しています。ミッションケースはブラスト加工していますのでピッカピカです。
回転試験も問題なく完成となります。