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71B直結5速 ローバック OPT  こちら

71B直結5速        こちら

56A直結5速 サニーGX5 こちら

TSサニー用直結5速 σ1    こちら

TSサニー用直結5速 σ2  こちら

TSサニー用直結5速 σ3  準備中

TSサニー用直結5速 σ4  こちら


2026年5月25日

σ4 56ATSサニー直結5速 オーバーホール

 TSレースで問題なく使っていたという56A直結5速のオーバーホールです。

 外観的には大きな支障は見られません。

フロントベルハウジングは少しオイル漏れが見られます。

フロントカバーは鉄製の強化品となっています。オーリングが少しよれよれ気味かな。

ここに取り付けられているギヤのエンドプレイ調整用シムはいつもこのように傷だらけなんだけどなんでだろう。

ギヤアッシイ―ですがもちろんギヤ欠けなどの大きな損傷は有りません。シンクロリングはどれもツルツルの感じで、カジリは無いけどもうだいぶ消耗しているように見えます。ポルシェシンクロリングの張りも少なくなっていて手で押すと簡単にシフトスリーブが押せてシフトできてしまうので、これではシンクロ作用はかなり弱かったはずです。

リヤ側も大きな損傷は見られません。

 

シフトフォークはこのようにスプリングピンを打ち直しているところが多くかなりやり直している感じです。

シフトロッド側もスプリングピン穴が2か所あります。

バックギヤはギヤが入り込む舳先部がガリガリで平面(光っているところ)ができてしまっています。本来ここは円錐状の形状であるはずです。バックギヤは相当入りにくかったことでしょう。修理しなければなりません。

カウンターのスラストベアリングはボロボロです。これは交換が必要です。

メインインプットのニードルベアリングなぜか、こんな風にケーシングが変形してニードルが斜めになってしまっています。これではニードルベアリングはスムーズには回転できなかったことでしょう。

4速のシンクロスリーブは舳先がお団子状態に丸まってしまっています。ここは本来は先端が筋状にとがっている必要があり、このお団子形状だとシフトがひっかってしまい、シフトしずらかったと思います。

ポルシェシンクロは全ギヤともこんな感じにツルツルに消耗しています。もう使用できないレベルまで消耗している感じです。

 

全体的には大きなギヤ欠けやカジリや折損等は見られませんが、細かいところでは消耗がたくさん見られます。

シンクロについて最初は1-2速はワーナータイプでやり替えよう(σ1と同じ)と考えていたのですが、依頼元から車両に急いで組み戻したいとのご希望で、今回はシンクロはポルシェシンクロのままでできるだけ程度の良さそうなCリングと交換してしのぐことになりました。

ギヤアッシーが完成

シフトフォークのスプリングピンも純正のΦ4のままで組み戻します。σ1とσ2はこのスプリングピンを強化して改造しています。

1速ーバック側

ケースに組んで回転試験をしています。

 これで筑波となりますが壊れないでチェッカーまで走ってくれることを祈ります。